「武富健治の世界」展、昨日おとといはこんな作業をしてました
武富健治の世界展、一昨日の私の作業風景です。
テレビドラマ版でも印象的だったシーンを選んで、DVD−BOXの映像を見ながら、原作、そのネーム、と照らし合わせています。これは「掃除当番」のワンシーンを見てるとこです。スズセンに背中をポンと叩かれてショックを受けながら下を向く丸山さん。
この作業が面白いんですよ。ネームから実際の原稿になる過程でも表現が深まってますし、テレビドラマ化されるところでも、まずシナリオ(武富さんにお借りしました)で微妙なセリフの変更があったり、さらに映像化の段階で演出の工夫が加えられてたり。
このシーンで言うと、丸山さんのモノローグが変わっていますし、下を向いた後の顔の上げ方も違う。そうすると解釈が微妙に変わってきますよね。
こういう、作品が少しずつ変容・進化していく様子を、分かりやすく展示でお見せしたいと思ってます。