宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

映画「鈴木先生」関連出版情報!!!

【劇場公開の日付でアップしています】


 いよいよ迫ってきました!映画「鈴木先生」の劇場公開。これに合わせて12月に入ってバンバンいろんな雑誌にインタビューが出たり、関連本が出たりしています。
 インタビュー掲載などの情報は、公式サイトのニュースページでマメにお知らせされていますので、どうぞ。


http://blog.tv-tokyo.co.jp/suzukisensei/


 そして原作ファンにもうれしいのは、武富健治さんの漫画作品集。3冊固め打ち。


鈴木先生外典 (アクションコミックス)

鈴木先生外典 (アクションコミックス)


 連載終了後、読み切りで掲載されてきた「外典」が一冊に。解説は満を持しての町山智浩さん!


心の問題 武富健治作品集

心の問題 武富健治作品集


 まさかの『ジャンプスクエア』掲載、まさかの衝撃展開で話題を呼んだ表題作を含む短編集。いつものように著者による解題付き!


狐筋の一族 武富健治実話作品集 (ミリオンコミックス)

狐筋の一族 武富健治実話作品集 (ミリオンコミックス)


 実話雑誌掲載短編が一冊に!掲載誌の体裁に合わせた変型判。装丁カッコ良すぎの中身濃すぎ!著者による詳細解題+コラム4本!コラムがまた濃い!しかもそのうち一本はミヤモトが書いています!


 映画関連本では、ノベライズ版と公式ガイドブックが双葉社から出ています。


映画ノベライズ 鈴木先生 (双葉文庫)

映画ノベライズ 鈴木先生 (双葉文庫)


 単に映画脚本を読み物化したのではなく、部分的に的確にこのノベライズ版ならではのアレンジが施されています。こちらも武富健治さんによる解説付き!


映画 鈴木先生 オフィシャルガイド

映画 鈴木先生 オフィシャルガイド


 そしてこのオフィシャルガイドは素晴らしいです!写真がいい!キャスト陣、スタッフ陣へのインタビューが濃くて読み応えたっぷり!メイキングリポート部分も良質!そしてすいません、こちらにも私、ミヤモト、書かせていただいております!
 こうしたガイドブックにはあり得ないような分量のテキストです。映画版で取り上げられたエピソードの部分を中心に主に原作を論じることで、原作との比較で映画を見る楽しみをご提供できればという趣旨で書いていますので、ぜひ!



 ついでにご紹介させて下さい!こちらは1年前の『ユリイカ』、武富健治特集です!ドラマ版とも絡めて、土屋太鳳さん、河合勇人監督のインタビューを私が担当しています!詳しい内容紹介はこちら!


http://d.hatena.ne.jp/hrhtm1970/20111230/1325216130


 最後にもう一つ!映画が公開される劇場で販売される劇場用パンフレットにも、私、解説を書かせていただいています!こちらは映画そのものを論じたものになっています。これは書店では買えませんから、ぜひ劇場でお求めを!
 で、ちょっとこれについて言い訳なんですが、論点が少し『鈴木先生 外典』掲載の町山智浩さんの解説とかぶっています。
 『外典』を読んで驚いたんですが、ちょうどその少し前にパンフ用原稿は入稿していたので、パクリではありません。まともに読めばそこが重要なテーマなのは誰でもわかることなので、気にしなくてもいいかもなんですが、先に読んでたら避けてたかもなと思うので、一応書かせていただく次第です。
 ちなみに『狐筋の一族』に書いたコラムも、作中のセリフの引用でキメるというテクを使うという点で、やっぱり町山さんの解説とかぶってて、ありゃー、と思った次第です。こちらは両方の本の発売日が近いので真似たと思う人はいないと思いますが。


 ともあれ、これらの本を冬休みじっくり読みこんで、映画公開に向けてじわじわと興奮を高めていっていただければと思います!