宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

西日本新聞連載コラム「マンガは生きている」は「犬神もっこす」を先物買い!

 北九州市立大学のみなさーん、「モーニング」で4月末から連載されてるギャグマンガ犬神もっこす」(西餅)はもちろん見てますよね!
 大学の演劇研究会に入部した熊本出身の犬神くんが巻き起こすおかしな出来事(←超適当表現)を描いたこのマンガの舞台になってる「北方(きたがた)大学」は、100%北九州市立大学がモデルですよ!紫川とか魚町とかリバーウォークとか鍛冶町とか(守恒の)ダイエーとか実在の地名もバンバン出ます!サークル会館も出てきます!西餅先生が北九大出身なのはまず間違いないでしょう!


 「モーニング」編集部のプッシュぶりもハンパないこの作品、この調子が維持されれば、年末のこのマンガがすごい系のランキング入りは間違いないかと思います。北九大で5年勤めた身としては先物買いで応援するしかありません!てかこんな偶然、超うれしいんですけど!
 夏には(仮称)北九州市漫画ミュージアムもオープンするわけで、今年のマンガ界の話題は北九州が独占っすよ!


 というわけで、5月30日の西日本新聞文化面掲載の「マンガは生きている」では、この作品を取り上げます。
 単行本も出てないのに取り上げるのは異例のことなので、「モーニング」編集部に西日本新聞の方から、雑誌掲載時の扉絵か北九大の本館が出てくるコマを図版として使わせてもらえないか問い合わせてもらったところ、なんと!これから発売になる未発表分の原稿の、今、大人気のあの熊本ゆるキャラと犬神くんが対面するコマと北九大を描いたコマが並んでるページ、という九州ローカル的にたまらん感じの図版を提供して下さいました!*1
 原稿は、絵としては仕上がってますが、セリフやナレーションは鉛筆で手書きの状態。こんな状態の原稿が掲載されるのは、マンガ時評史上、初めてではないでしょうか?


 僕の紹介はぶっちゃけ、まあ、この作品ほどには面白くないんですが(こらこら)、この、発表前作品の図版が載ってるってだけでも一見の価値ありであります!
 九州方面のみなさま、そしてもちろん北九州のみなさま、5月30日朝の西日本新聞と今週以降の「モーニング」にぜひご注目を!

*1:すいません、昨夜夜中に手元にゲラを置かずにうろ覚えで「北九大をバックに」って書いちゃったんですけど、間違ってたので直しました。お恥ずかしい…