宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

キッザニア東京に行ってきましたー

【27日の0時台に書いています】



 今日は前々から行ってみたかったキッザニア東京に行ってきました。


http://www.kidzania.jp/tokyo/


 2006年にできたそうで、メディアで取り上げられることも多いので、子供がいるおうちの方だけでなく、かなりの知名度はあると思います。要は、お仕事体験テーマパークっていう感じです。
 実際に、どんなお仕事体験ができるかは、下のページで一覧が見られます。


http://www.kidzania.jp/tokyo/pavilion/index.html


 ウィキペディアキッザニアの項目を見ると、いろいろ批判もあるようですが、ま、よくできた施設だと思いました。
 ほんと単純な話、自分ちの4歳の子供がクロネコヤマトの制服着て宅急便のトラックに乗って荷物配送してハンコもらってるの見るのは、超楽しいっすもん。子供たち自身もめっちゃ楽しんでましたし。

 
 入場は、9時から15時までと、16時から21時までの2部制なんで、9時から15時までの方で予約して行きました。土日は予約していかないときついみたいです。就労体験の申し込みは、予約できるのが1件だけなので、1時間待ちのところを1件予約すると、その1時間の間は、予約なしで並んで入れて、なおかつお仕事を終われるところを探すしかないので、どの仕事場が何分待ちで、就労体験所要時間が何分なのか(だいたい30分以上は必要)を、先にざっとチェックしてから回らないと効率的に回れません。
 ららぽーと豊洲がなにげに遠いので、実際に着いたのは10時過ぎになってしまい、人気のお仕事で、次男がやりたかったところ(ドンクとかピザーラとか)を全部回るのはもう無理な状況になってしまってたのは残念でしたが、ディズニーランドを効率的に回る技術とかにおいては抜群の才能を持つおかあちゃんのおかげもあって、割と効率的に回れて、長男も次男も時間いっぱいたっぷりお仕事してました。


 行く前は、長男が及び腰で、「仕事なんてそんないきなり行っていきなり出来るもんじゃないし、逆に4歳の子がいきなり行ってできるようなもんを小3が一緒にやっても面白くないでしょ」とか言って、ホームページを見せても、大人みたいに見学だけのチケットはないのかとか、科学者以外にやりたいのがないからそれ終わったらあとはブラブラしとくだの、いろいろ言っていたわけですが、まずその科学者のお仕事(ヤクルトの研究所で腸内菌を顕微鏡で観察して結果発表)でお給料もらったら、もうウッキウキで、次何行こう?ちょっと自分で見て来るね!みたいになってて、予想はしてましたが、単純でかわいかったです。


 で、次男は逆に、行く前からパン屋さんがいいとかピザ屋さんもやりたーいとかノリノリだったんですが、いざ順番待ちで並ぶことになると、あきらかにめっちゃ緊張してるじゃないですか。最初は、ただ制服着てにょろっとソフトクリーム出してトッピングして、あと自分で食べるっていう、お給料もらえるんじゃなくて逆にお金払う簡単なお仕事だったんですが、並んで座ってる間、表情固い固い。声かけても、ほら、あんなふうに作るんだよって見せても、制服着せてもらってから、かわいいねって言っても、ちょこっとうなずくくらい。
 長男と違って幼稚園の行事とかでも物おじせずごきげんでみんなの前で踊ったり歌ったりするのが好きで、テレビとかに出てみんなに見てもらいたいとか言ってるわけですが、こりゃほんとにそんなテレビに出るようなお仕事するようになったら、日々のストレスでボロボロになるタイプだなと(笑)。ま、もともと次男気質で、周囲の空気を読んで気を使って、ってタイプなんで、こういう時に、4歳児が感じなくていいレベルのプレッシャーを感じてしまうのは、分かるっちゃ分かるんですが、ここまでとは。でもそれはそれで、見ててかわいかったんですけど。
 結局、ソフトクリーム屋さんでは、終わって自分でソフトクリーム食べ始めてもまだ表情がほどけず、次のジューススタンドでもまだ最後まで表情が固かったです。ここは結構本格的で、レシピ通りにセロリが入ってもおいしい野菜ジュースを作るっていうお仕事を、小5ぐらいのおねえちゃんとコンビで助けてもらいながらやってたんですが、他の子たちに遅れを取ってはいけない、っていうのがありありで、大変だなおい、これはもう、へとへとになって帰ることになるんじゃ?って思ったんですが、ここで初めてお給料をもらったことで、急にうれしくなってきたらしく、意外にも、その次の宅急便からは、集中すべきとこはする、リラックスしていいとこは笑顔、になって、自分の倍くらいの身長の子たちにまじって、ノリノリで集荷と配達をこなしてました。
 

 
 全てが実物の3分の2スケールってことなんですけど、かなり本格的です。次男は、その後消防士さんとしての消防活動もカッコよくこなして、本日のお仕事は終了でした。消防士さんの仕事も演出がうまくて、一通りの点呼や簡単な訓練を消防署の中でして、さあ消防服を着よう、ってなったとこにいきなりサイレンがなって出動命令が出て、いそいで消防服を着なければならなくなる、っていう展開に。その時はさすがに若干パニくって、消防服が着れないーってなってたんですが、周りの子が手伝ってくれたり。


 長男は、幸いというか案の定というか、やってみたい仕事が理系寄りのため、予約なしで20分くらい待てば入れるものばかりで、着々といろんな仕事をしてました。最初の研究所のあとは、歯医者さん、その後、意外にもビルのメンテナンスでレスキュー隊員的にワイヤー装着してビルの外壁を二階まで登って、壊れたガラス窓直して、またワイヤーで降りてくるっていうのを、普通に楽しそうにこなしてました。公園のアスレチック施設とかでは、ある程度登ったら、次どこに足掛けていいか分からなくなって動けなくなる、みたいな感じのくせに、自分でうれしそうに「思い込みだけど、命綱があるって思ったら全然平気」とか言ってました。
 その後はさらにマジシャンとして手品を披露して、それもセロとか好きだから手品自体に興味があるのは知ってたけど、普通にマジシャン風のご挨拶をモニターの前とかできるんだ?って感じだったらしく(マジシャンのときは、僕は次男の宅急便を見てたので見れてません)、ま、ほんとに現金なやつだなと。最後は発明工房っていう、いろんなパーツの組み合わせで自分なりの紙飛行機を作ってどう飛ぶか実験して報告ってのをやって、今日のお仕事終了でした。



 長男と次男は、当然のごとく全く別行動だったため、とうちゃんは、こっちの待ち時間の間にこっちの仕事の撮影、ってのをずっとやってました。仕事場の外からしか撮影はできず、しかも、この街全体が夜っていう設定なので、空間内の明るさがバラバラなため、一眼レフデジカメでもなかなかうまく撮れませんでしたが、ま、撮りまくったんで、各仕事1枚ずつくらいはそれなりにいいのは撮れました。
 最初、仕事場の大人たちがみんな「こんばんは」って挨拶してくるので、なんで夜なんだろって思ったんですが、要は、素人には写真が撮りにくい状況にした方が、カメラかまえて仕事場を取り囲む親の数も減らせるし(それはまあ、子供たちに子供たちだけで仕事に集中させるっていうポジティブな意味があるわけですが)、あきらめて公認カメラマンが、仕事場の中で撮った写真(1枚1000円)を買ってしまう、っていう一石二鳥の効果があるわけですね。



 消防活動の様子だって、後ろからしか撮らせてくれないと。ちなみにこの家、僕らがいる間に少なくとも10回以上は火事になってます。救急車も同じくらい頻繁に出動してて、なかなか物騒な街です。


 ともあれ、これはまたそのうち行くことになると思います。ギリギリまでお仕事してたんで、もらったお給料を使う時間もなかったし、まだやってみたいお仕事が長男も次男も残ってるし。
 でも密閉空間で人口密度も高いので、冬場はちょっと避けたいかなとも思ったり。あと小学生の子供一人のおうちとかなら、平日の第2部が狙い目でしょうね。