宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

「映画 鈴木先生」舞台挨拶@渋谷TOEI女子チーム編

 行ってきましたよー。



 木曜日のチケット発売当日、午前中授業も会議もなかったので、発売から15分くらいのとこで買えたため、前から5列目、真ん中通路脇というなかなかいい席が取れました。


 登壇したのは、中村加奈(ナカ)役の未来穂香、丹沢 栞(タンタン)役の馬渕有咲、梨本くるみ(ナッシー)役の久本愛実、椿 美久(ツバキ)役の安田彩奈の4人で、未来さんと馬淵さんが自ら司会進行。
 まず驚いたのは、タンタン髪切ってる!ってことでした(笑)。おでこ全開ツインテール、原作に似すぎキャラの一人だったんですが、ショートで前もおろしてたので、普通にめっちゃかわいかったです。


*あ、そうだ、公式サイトのキャスト紹介ページ。生徒一人一人の顔写真をクリックすると、直筆のアンケート回答が載ってて、読み応えたっぷりです。原作漫画の絵もあるので、似具合も見比べられます。


http://www.tv-tokyo.co.jp/suzukisensei/m_cast/student.html#cast_2a



 事前に公式ツイッターアカウントで、ナカとタンタンが司会っていう情報が出てたので、たぶんこの作品に強く共鳴しちゃったまじめだけど不器用な成人男性がたくさん来るだろうに大丈夫かな・・・などとどっちに対しても失礼な心配をしてたんですが(笑)、元気な女子たちに若干のもじもじ感もありつつ、お客さんの反応はなかなかよくって、「ナカー!」的な声もかかるし、お客さんの感想をお聞きしたいと思いまーす!っていうなかなかハードルの高い振りにも、次々手が挙がって、6,7人くらい?の感想が続いて、いい感じの空気でした。


 改めて最初からの流れをまとめると、まず全員で2分ずつ、というシバリのもと、一人ずつこの映画で印象に残ったことを話し、そのあと、お客さんに感想を聞いて、あとは進行台本にあったっぽい質問にみんなで答えていく、という感じでした。
 メモとったりしてたわけじゃないので、不正確なとこもあると思いますが、覚えてる限りで書きますね。


 ナカ:生徒会選挙の演説シーンが一番印象に残ってる。緊張しすぎていきなり「こにょたびー」って言ってしまうっていうシーンに、みんなが「こにょたびー、期待してるよー」とプレッシャーをかけてくるので、めちゃくちゃ緊張した(笑)。
 ツバキ:この作品が初めての演技の仕事だったので、強く印象に。役名が「椿」なので、みんなに「鬼奴」ってあだ名つけられたりした(笑)。あと、ドラマ始まった時からずっと髪を切ってないので、だいぶ伸びました。
 ナッシー:(「文化祭決めまーす」と、映画の中での自分のセリフで、自己紹介の後)映画の中で出てくる「グレーゾーン」の話がすごく印象に。自分はたばこの煙が苦手なので、喫煙室などについて、この台本を読むまでは単に嫌だなと思ってたけど、考えが変わった。そんな風に、見ることでいろいろ気づける作品だと思う。←この話、ツバキかタンタンの発言と混ざってる・記憶違いしてるかもです。
 タンタン:自分もこの作品が最初の演技の仕事だったので印象に。最近思い切って髪の毛切りましたー!


 お客さんからの感想は、「感想を」と振られたからか、質問はあまりなくて、ほとんどが、壇上のみんなの演技がよかった的な、ほんとの感想でした。
 質問としては、出番の少ない人もいたと思いますが・・・?ってのがあって、この作品は、セリフのないシーンが大事なんだっていうのをすごく言われていたので、セリフのない人もセリフのある人をみんなで支えてる感じだったっていうのを、みんな口をそろえて答えてました。


 お客さんの感想が途絶えて微妙な間ができるようなら手を挙げて質問してやろうと思ってたんですが、全くの杞憂でした。でもホントは、ちょっと聞きたいことがあったので、手を挙げればよかったかな。普段はそんな遠慮しないんですけど、この作品についてはうすーく関係者なので(笑)、ちょっと控えてしまいました。


 感想タイムの後は、台本にある質問に答えていく形。誰の発言か記憶があやふやなのも多いです。しゃべり言葉も全然再現できてません。


【撮影の休憩時間何やってましたか?】
 ナカ:みんな踊ってたけど、私たちは踊れないので見てるチームだったよね。→と言いつつ、実はナカは踊ってたって話になり、見たーい!的な流れで、女子3人の歌と客席の手拍子で、休憩時間に踊ってたっていうAKBの「everydayカチューシャ」を踊ってくれました。かわいかーでした。
 ナッシー:高校受験があったので、勉強してた。→うかりましたー。
 みんな:勉強はしてたよね。男子はPSPとかやってたよねー。
 選挙演説のシーンは2月とかの撮影で寒かったのでみんな毛布用意したりしてたけど、男子がヒーターで携帯用カイロあっためてたら爆発した(笑)。←実際は破裂した、くらいの感じみたいでしたが。


【皆さんの先生はどんな感じの先生?(←これ、もしかすると、お客さんの感想の中で唯一、女の子からの発言での質問だったかも)】
 ナカ:優しい先生も熱血先生もいるけど、鈴木先生みたいな、哲学的なことも考えてるような人はいないよねー。
 誰だっけ:あそこまで生徒のことがわかってる先生はいないよね。いたらいいよね。
 

長谷川博己さんについて】
 ナカ:やさしいし、クールそうに見えて意外とおちゃめなとこもあるよねー。
 誰だっけ:職員室のシーンの合間に、先生たちの似顔絵描いたりしてたよね。ちょっとギャグっぽいとこもあって似てる。
 ナカ:あ、太鳳ちゃん情報によると、モノマネもするらしいよ。テレビドラマの時、ぐっさんといるときぐっさんのモノマネしてたらしい。
 タンタン:でもほんとかっこいいよね。彼女できたら嫉妬しちゃう。裁判起こしちゃうゾ(笑)。←この「裁判起こしちゃうゾ」は発言そのままです(*最初、「裁判しちゃうぞ」って書いてたんですが、「起こしちゃうぞ」ですよとのご指摘をいただき、確かに!と思いだしのたで修正しました)。めっちゃかわいかったです。


【「鈴木裁判」の撮影について】
 ナカ:私は体調悪くて職員室で寝てたんだけど(笑)リハーサルの時にみんなでほんとに自分の意見を話し合ったんだよね。
 タンタン・ナッシー:私たちは足子先生に「民主主義」を吹き込まれるシーンの撮影があったから参加できなかった。この中だとツバキだけなんだよね。
 ツバキ:みんな真剣に話して、小川さんがドラマと同じようにみんなの意見を板書して、黒板びっしりになってた。
 タンタン:ドラマの中では1日の出来事だけど、撮影は何日にもわたったので、私は毎朝、テンパってる人状態のメイク(髪や腕に汗をかいてるように油塗られて、ほっぺも赤く)をされて大変だった(笑)。


【夏祭り(これもドラマ版のエピソード)のシーンについて】
 ナッシー・タンタン:本番でできるように、家でお好み焼きの練習して来いって言われたんだよね。あと、お好み焼きの屋台に鶏が入ってきて大変だった。
 ナカ:私その鶏に嫌われて足突っつかれた。
 タンタン:おでこ全開だったから、蚊に刺されないように、足元に蚊取り線香を置いてたのに、すごい強いやつが来て刺されてしまって、めっちゃ腫れて、メイクさんにご迷惑おかけしました。鈴木先生は爆笑してた(笑)。
 ツバキ:阿波踊りをする役だったので、すごい練習した。本番で使ったゲタ(?って言ってた気がします)はもらって、家に飾ってます(笑)。→この流れで、阿波踊りを披露。確かに本格的でした。そして、舞台を横切って、踊りながらそのまま舞台からハケようとするツバキをみんながとめる流れも楽しかったです。ツバキ、最初めっちゃ緊張してたけど、実はかなり面白い子のような。 

 で、最後は、一連の生徒役の子たちの舞台あいさつで毎回行われているサイン入りカラーボールプレゼント。1人1個だったので、もらえるのは4人。女の子が下手投げで投げるにはちょうど取りやすそうな距離だったので、取る気満々だったんですが、ちょうど自分の方に来たナカのボールを目の前でキャッチされてしまいました(笑)。
 

 うーん、何でしょうか、このダラダラ長くてテンポの悪いレポート。可能な限り再現しようという。研究者の悪い癖が出てしまいました。ま、記憶してる限り記録したいと思うくらい、楽しかったのです。
 ほかの生徒役の子たちの舞台挨拶は行けてないんですが、生徒役を集めての、撮影振り返り大座談会とかどっかの媒体でやってくれないかなと思いました。俺、司会しますよ?(←動機がかなり不純)


 あ、上映始まる前、少しだけ時間があったので、渋谷TOEIの隣にある文教堂書店さんに入ったところ、鈴木先生フェアをやってました。



 「このマンガがすずき!2013」堂々の第1位(笑)。こういう書店員さんの工夫って嬉しいですよね。渋谷TOEIの売店ではパンフしか売ってなくて、双葉社からの「オフィシャルガイド」は売ってなかったんですが、こちらの文教堂さんではばっちり置いてありましたので、渋谷で見る人は是非隣の文教堂さんへ。パンフにも「オフィシャルガイド」にも、私の原稿が載ってますので、ぜひぜひお読みください。


映画 鈴木先生 オフィシャルガイド

映画 鈴木先生 オフィシャルガイド