宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

(仮称)北九州市漫画ミュージアム嘱託職員(学芸職、図書担当)募集


【申込締切の日付で掲げています(4月16日、記)】


 いよいよ来年度の開館に向けて準備が加速しつつある(仮称)北九州市漫画ミュージアムは、この春から、市役所・文化振興課内の担当チームの増強が行われました。
 ここに、京都国際マンガミュージアムの研究員だった表智之さんも研究員として加わり、漫画ミュージアムの運営全般に関わるノウハウと人脈という点で、百人力とも言えるパワーアップが図られています。
 先行して2年前からチームに加わっている学芸員の柴田沙良さんも、月刊誌『ひろば北九州』で、北九州ゆかりの作家と北九州の関わりを扱う連載「漫画と北九州」を始められています。
 さらに今回、学芸と図書担当、1名ずつの募集が出ました。募集要項については、下記の市役所ホームページをご覧ください。


http://www.city.kitakyushu.lg.jp/shimin/02100006.html


 漫画の研究、展示、そして漫画を媒介にしていろんな人が出会うイベントの企画に興味のある方は学芸職で、漫画の選書、そして漫画と読者の新たな出会いの場になる空間づくりに興味のある方は図書担当で、ぜひご応募ください。北九州って遠いな、なんて思う必要はありません。小倉から大阪・京都って、新幹線使えば東京・大阪間と大して変りませんから。スターフライヤーっていう素敵な航空会社の飛行機も使えますから、東京方面に出てくるのもそんなに大変じゃないですから。実際北九州で5年勤めた僕が言うんですから間違いありません。
 食べ物もおいしいし、町の文化も面白いですよ。家賃は首都圏・関西圏より断然安いですしね。
 単純に、京都えむえむに次ぐ総合的な漫画ミュージアムの立ち上げを地方都市でやる、という試みに、表さんみたいなすぐれた方と一緒に取り組めるのは、すっごい魅力的な仕事だと思います。それに、ぶっちゃけ、若い方には、ここを「次」へのステップにしてもらってもいいと思うんです。
 募集期間が短い、採用が8月1日から、と、ちょっと応募しづらいとこはあるかと思いますが、ぜひぜひ、全国各地から、漫画のある空間作りに対する熱意とアイデアあふれる皆さんのご応募をよろしくお願いします。僕自身が雇用者側なわけでも、審査に関わるわけでもありませんが、基本コンセプト作りに関わって以来、折に触れお手伝いさせてもらってきた者として、ほんとに、いい人がスタッフになってくれることを、切に願っています。