宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

今日の寝る前の本

 まず下の子にこちら。

トマトさん (こどものとも絵本)

トマトさん (こどものとも絵本)

 ほとんどすべての文章を、適当極まりない発音で、しかしテンポはほぼ正確に合わせて一緒に唱えてくれます。
 上の子はこちら。
りんごのえほん

りんごのえほん

 夏に白百合の先生にいただいた本で、唯一たまたま僕が寝る前に読んでなかったものです。
 スウェーデンの絵本で、1年を通してのリンゴの木の様子や、そこからいろんなものが作れることとか、どんな動物がリンゴを好きかとか、淡々と語られますが、そこにいつも、表紙にも描かれている妖精みたいな男の子と女の子がいるのがうれしいです。
 最後のページには、スウェーデンのリンゴのお菓子のレシピも載ってます。


 それから今日は最後に大事なお知らせが。
 先日、『ぐりとぐら』に出てくる風呂上がりみたいなおおかみって、って疑問を書いたら、期待通り、白百合の卒業生さんからご教示をいただきました。
 『ぐりとぐら』と同じ、中川李枝子と大村百合子の童話『いやいやえん』に出てくる、〈食べようと思ってつかまえた男の子があまりに汚いので、その子をお風呂に入れてきれいにしてから食べようとするオオカミ〉だろうとのことです。『いやいやえん』なんて、めちゃめちゃ定番の一冊なのに、絵本じゃないからうちの子はまだ手を出してないので、全然思い当りませんでした。
 教えてくれた方も言ってたんですけど、『いやいやえん』の方は、『ぐりとぐら』よりだいぶ後になって読む子が多いわけで、どれくらいの子が、あ、このおおかみって・・・!って気付くんでしょうね。ウチはうれしかったんで、もう教えちゃいましたから、近々借りてきて確かめるんじゃないかと思いますが。
 ちなみに肩の小鳥は出てこないそうで、でももしかするとこれもどっかの何かだったりするのかなとも思ったり。こういう遊びの仕掛けは楽しいです。
 というわけで、ご教示ありがとうございましたー。

いやいやえん (福音館創作童話シリーズ)

いやいやえん (福音館創作童話シリーズ)