宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

無事、でもなかったんですけど

 福岡に帰ってきました。いや、別に僕が事故ったとかじゃなくて、手荷物をできるだけ減らそうとちゃんと向こうに着く日の午前中に着くように送った荷物が、届いてなかったんですね。で、どうなってんのか問い合わせたら、わからない。水着とか浮き輪とかも入れてたから、せっかくいい天気だし、初日はゆっくりホテルの前の海で遊ぼうと思ってたのに遊べない。夕方くらいになって、実は船便にされてるという信じられない事実が判明、さらにしばらくして、今鹿児島辺りを通過中などという寝ぼけた回答があり、いつ着くかはここではわからないし、配達希望指定はあくまで「希望」指定なんで・・・みたいな対応にオクサンがブチ切れ、がんがん問い詰めていったところ、ようやくある程度事情が判明したんですが、要は、沖縄だと航空便になるのでX線検査をしたところ何か液体の入った瓶が入ってたと。表の荷札にはその瓶が何の瓶かも瓶が入ってることも書いてなかったので、勝手に開けるわけにもいかないし、飛行機には乗せられないので船便にしたと。
 いやいやいやいや。
 何のために表の荷札にこっちの個人情報全部書かせてんのかな。何か瓶が入ってるみたいなんですけど、何ですか?って聞けないのかな。せめて、その日のうちにこうこうこうで船便にさせていただきましたので、到着はいつごろになります、って連絡しといてもらえれば、出発前にこっちも対応できたのに。ていうか、こっちはどの距離でどのルートだと航空便になって、どの距離でどのルートだとトラック(とフェリー)になるのかとか知らないし、そういう理由で航空便から船便に変えられるケースがあるなんて、知らされてないんですけど。問題の瓶は化粧水の入った小さなもの2つだったんで、知ってたら荷物に入れないし、こっちは発送するときこうこうこうで、必ずこの配達希望日時に届いてほしいんですけど大丈夫ですかって念押ししてるんだから、そういう可能性があるなら伝えるべきじゃないのかな。ホームページ見ても、「「こわれもの」用シール、「なまもの」用シール、「ビン類」用シール、「逆さま厳禁」用シールをご用意しています。なお、「こわれもの」は書留を、「なまもの」は保冷扱いをお勧めします。」としか書いてないんだから、こっちは割れる心配がない状態で小さな瓶2本入ってるだけなら、シールは不要かなと思うでしょう。「ビン類」用シールを貼らないと無断で船便に変えられて「差し出しの際にご希望いただいた日時に配達します」っていう約束が放棄される場合があるなんて、わかるわけないでしょう。てかそもそも何でこっちがしつこく聞かない限り、船便にされてることも、今どこにその荷物があるかも、いつ着きそうなのかも、すぐに調べて返答できないのかな。
 結局、船便にされた理由と明日の「午前中には」着きそうだというところまで判明したのは夜9時過ぎとかですよ。着替えも紙おむつも入れてたので、急きょ知らない町の国道をペーパードライバーが夜数十分運転してイオンモールへ買い出しに行ったり、かあちゃんはコドモたちが寝た後ホテルのコインランドリーで洗濯ですよ。たった3泊4日の結婚10周年記念の家族旅行の初日の予定が台無しになった上、余計な出費までさせられて、こういう場合の補償というのは規定も前例もないので、洗濯代や紙おむつ代をお出しできるかは私にはちょっと・・・などとしか対応しない担当者(も途中で交代)相手にかあちゃんが、何度も電話してる間、しょうがないんで男3人はホテルのお庭を散歩したり、部屋のベッドでぴょんぴょこしてはしゃいだり、NHKの夕方の子供番組見たりしてたという。
 「午前中」じゃなくて、なんで「午前何時までには」って言えないのかと迫るかあちゃんに、「分かり次第」、「常識の範囲内」で明日の朝なるべく早く連絡する、というのでその日の交渉はいったん終了したのですが、翌朝も、8時過ぎても向こうからの連絡はなし。こちとらホテルから60キロもある美ら海水族館へ、途中でお目当ての店に寄って朝ごはん食べたりしながら車で向かう予定なんだから、もう出なきゃいけねえんだよってことで、仕方なくまたこっちから電話したら(その電話代だってこっちが払ってるわけですよ?)担当者はまだ出てきてないので、自分にはわからないなどと言われるので再度ブチ切れ、これ以上振り回されてたまるかってことで、せっかくかあちゃんが水族館行く日は子供たちにこれ着せてやろうとか考えてコーディネートして入れてた服を着せることもできず、みんなで昨日とおんなじ服着てホテルを出たのでした。
 ま、そっから先は、ずっと楽しかったです。初日も夜食べに行った沖縄そばはおいしかったし。せめて1週間くらい行きたかったくらいですが、とにかく初日の影響で2日目以降もだいぶ予定が狂ったので、かあちゃんとうちゃんの心身の疲労度も尋常じゃなかったです。それでもまた行きたいと思うくらい、行く先々では楽しいことばかりで、ま、いろんな意味で忘れられない旅行となったのでした。トラブルの話を書いてるだけで1時間近くかかってしまったので、楽しかった行程の方の話はまた機会があれば。とりあえず、美ら海水族館と、「ビオスの丘」は我が家的には最高でした。