宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

日本マンガ学会九州マンガ交流部会の例会があります

 下記の通り、第3回目の例会が今月23日に大宰府筑紫女学園大学であります。近隣地域で、マンガ論で卒論書こうかな、なんて思ってる若人諸君はぜひ、お集まりください。もちろん若人でない方も歓迎です。九州国立博物館も近いですから大宰府小旅行として来ていただいてもよいのではないかと。以下、部会責任者の大城房美さんからいただいた告知文を貼っておきます。

日本マンガ学会・九州マンガ交流部会第3回例会】

日時:平成19年6月23日土曜日14時30分〜16時30分
場所:筑紫女学園大学8号館8102教室
参加費:無料
筑紫女学園大学
所在地 : 福岡県太宰府市石坂2丁目12-1 URL : http://www.chikushi-u.ac.jp/


発表者:河浜秀明、九州大学大学比較社会文化学府修士課程
発表題目: エッセイマンガの成立過程ー一九七〇年代における作家表象の多様化に着目してー
要旨
 マンガにおける作家表象が一九七〇年代を境にどのように多様化していったかを分析し、「エッセイマンガ」というジャンルの成立過程の一側面を明らかに したい。


発表者:本浜秀彦(もとはま・ひでひこ)沖縄キリスト教学院大学人文学部准教授
発表題目: マンガは、「空間」と「身体」をどう表象できるか―オキナワを描いた作品を手掛かりとして―
要旨
 「外」の視点から沖縄が描かれたマンガ作品と、沖縄のローカル・マンガ家たちが描いた作品を比較分析しながら、マンガというメディアが、「空間(場所・地域)」と「身体」をどのように表象してきたのか、表象することができるのかについて考察する。
略歴:那覇市生まれ。ペンシルバニア大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。専攻は、比較文学、メディア表象論、沖縄研究(近現代文学)。
著書『Writing at the Edge』(UMI)、共著『沖縄文学選―日本文学のエッジからの問い』(勉誠出版)ほか。早稲田大学文学部「漫画史」講座の講師も務めた。


非会員の参加も歓迎します。
部会責任者:大城房美 fogi@chikushi-u.ac.jp