宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

東北大学ワークショップとマンガ学会九州マンガ交流部会のイベント

 いずれも今週末、土曜日です。近隣の方、ぜひどうぞ。

「コミック研究のフレーム再考のために−研究方法の多様化と今後の展望−」
http://www.kyoto-seika.ac.jp/hyogen/manga-gakkai/m_event/080209workshop.html

日本マンガ学会九州マンガ交流部会第5回例会「おいしいマンガの作り方−『クッキングパパうえやまとち先生をお招きして」
http://www.kyoto-seika.ac.jp/hyogen/manga-gakkai/katudou/bukai/kyuusyuu/080209kyuusyuu05.html

 東北大学のワークショップ、発表者&講演者全員が予稿を出すことになっています。先に送られてきた院生のみなさんの予稿が、てかこれ論文じゃん!?みたいなかっちりしたものだったので、帯状疱疹の様子見ながら泡食って必死で書いてたら、思い切り締め切りをオーバーしてしまいました。今朝ようやくできたので、もう院生さんたちに比べてえらい低いクオリティではあるものの、これ以上お待たせできないので、送信しました。400字詰め原稿用紙42枚相当も書いてしまいました。
 いや、もう普通に怖いんですけど。
 だって、40枚越える書きものを公にするのなんて、いったい何年ぶりですか。『ユリイカ』のマンガ批評特集の時も「NANA」論は30枚行ってませんから。しかも今回、博論のネタではなく、マンガにおける言葉のあり方をめぐって、吉本隆明大塚英志夏目房之介の議論の蓄積を、伊藤剛の『テヅカ・イズ・デッド』に整合的に接続しつつ、マンガにおける言葉の変容と、マンガとマンガを取りまく言葉との関係のあり方の変容を論じるなんつー身の程知らずな挑戦をしてしまっていて、まじ不安です。しかもそれを基本的に文学研究畑の人たちの前でしゃべるという。
 週末、仙台で脂汗だらだら流してるミヤモトを見たい人は、ぜひ東北大学へ、ということで。


 さて、午後は1時から5時まで会議っす。実は午前中も10時半からさっきまで会議でした。いつ採点しろっての。私立大学の先生たちがブログでやっと採点終わったとか書いてんのを最近よく見かけますが、その度にパソコンに向かって毒づいている今日この頃です。こっちは始まってもいねーよ、みたいな。