宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

「小者たちの嫉妬」って・・・

 というわけで、なんか、新キャラ登場ってことなんですけど、まずは伊藤剛さんのブログをご参照ください。

http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20071113/1194926775

 こういう人はほっときゃいい、はずだったのに、どうもそうでもないらしい、というのが「竹内一郎問題」の教訓でした。「竹内一郎問題」については以下をご参照ください。

http://d.hatena.ne.jp/./hrhtm1970/20061109/1163057045
http://d.hatena.ne.jp/hrhtm1970/20061121/1164042431
http://d.hatena.ne.jp/hrhtm1970/20061124

 とりあえず重箱の隅をつついておきますけど、「小者」じゃなくて「小物」ですよね。あの人はオオモノだ、っていうときに「大者」って書かないじゃん。なんか、この種の誤字の多い人の文章って、要はちゃんと推敲してない書き殴りの場合が多くて信用ならねえんですよね。自分の専門を「表象文化論」と言ってるわりには、ブログで駒場時代の思い出を語りながら「蓮見先生」とか書いてるし。「見」じゃなくて「實」なの。
 ホームページブログを拝見しましたが、自己顕示欲の強さに辟易しました。一見同一人物には見えない顔写真がそれぞれ目立つとこにあって、ドイツの大学から招かれただの、駒場時代の思い出だの、「朝生」やってただの、自分は九州の私立大学の教員だけど、こんな華麗な経歴の持ち主で「全国区」なんだぜ、って言いたくてしょうがないというか。
 「小者」の嫉妬とかおっしゃってますけど、竹内一郎氏がうらやましくてしょうがないのはこの方自身なんじゃないの?って気がしてしまいます。だいたいアマゾンの書評でせっせと「通説」を覆して見せる「分かってる俺」のアピールにいそしんでる様子も「小者」臭が濃厚ですよね。
 てかまあ、芸風が古いですよ。素人には分かりにくい本の真贋を、東大の修士出て芸大で博士号持ってる俺様が、「歯に衣着せぬ」物言いで、痛快に喝破してみせる、っていう。
 ブログでは見田宗介廣松渉のとりまきの学生を馬鹿にしたり自分の「表象文化論」は「蓮見先生」なんかじゃなくて義江彰夫先生の影響下にあるんだみたいなことをおっしゃってますが、それでなんで「表象文化論」を名乗るのかがさっぱりわかりません。義江先生は駒場では表象じゃなくて比較文学比較文化の方に属されてるはずですし。いっそのこと表象文化論なんかまるごと馬鹿にしてもらった方が分かりやすい。


 で、あんまりおんなじ土俵で物言っててもしょうがないんで、とりあえず、以前書いた『テヅカ・イズ・デッド』の書評を載せておきます。あとは読者の皆さん、ご自身でご判断いただくということで。