宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

日本マンガ学会九州マンガ交流部会第4回例会のおしらせ

 お知らせします。北米各地を巡回し、来年いよいよ日本巡回の始まる「少女マンガパワー!」展の立ち上げから巡回までに関わられた徳雅美さんに、この展覧会の企画・運営・反響等についてお話していだきます。これは、貴重ですよ。
 部会責任者の大城房美さんからいただいた案内を貼っておきます。

 今回は、カリフォルニア州立大学チコ校より徳
雅美博士をお招きします。
 MANGA が世界に通用する文化として大きく取り上げられている現在、女性の空間として日本で特殊な発展を遂げてきた「少女マンガ」がさらなる注目を集めています。

■講演題目
A North America Touring Exhibition of Visual Pop Culture: Girls’ Power! Shojo Manga!
(北米巡回少女マンガ展示会進捗状況:米国における少女マンガの影響と今後)


■講師
徳雅美(Dr. Masami Toku, California State University, Chico CA, USA) 芸術学部美術教育学科准教授(美術教育プログラム主任教授& カリフォルニア州美術教育教員養成アドバイザー)


■講師紹介
2005 年、少女マンガ展示会“The Power of Girl’s Comics: Its Value and Contribution to Visual Culture and Society” を立ち上げ、カナダと米国、計9カ所で2007 年現在も巡回中。また、講演、論文等を通して、マンガ全体や社会における少女マンガの役割・影響力についての紹介活動を続けている。「子どもの描画における普遍性と文化的特異性」の日米比較研究から、日本の子どもの描画にのみ表れるマンガの影響を知り、「マンガ」と認知発展過程の関係に興味を抱く。海外でマンガが人気を博しているとはいえ、その真価が充分認知されているとはいえない状況のなかで、マンガの多種多様性とその価値について、海外に広く紹介した功績は大きい。


同研究会では、100 枚以上のイメージと共に、展示会立ち上げに関する秘話や各巡回地での反応等、北米における少女マンガの今後の動向について、紹介する予定。


徳雅美HP:<http://www.csuchico.edu/~mtoku/vc


日時:8月4日(土)午後14時30分より

場所:筑紫女学園大学5号館4F総合会議室

〒818-0192 福岡県太宰府市石坂2-12-1 筑紫女学園大学
筑紫女学園大学アクセスマップhttp://www.chikushi-u.ac.jp/life/access.php

問い合わせ:日本マンガ学会筑紫女学園大学英語学科大城房美fogi@chikushi-u.ac.jp

 講演のタイトルは英語になっていますが、使用言語は日本語ですので、ご安心を。
 てことで、みなさん、ぜひ!
 あ、ちなみに上のアクセスマップではスクールバスが使えるかのような書き方になってますが、学生しか使えませんので、西鉄バスを使ってください。