宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

今日の寝る前の本

 誕生日のプレゼントにリクエストされたのは、国旗がいっぱい載った本、でした。今、国旗にハマってるんですよ。
 国旗の絵本とか小さい子向けの国旗の図鑑とか、あるにはあるんですが、なんかどれも中途半端というか。本のデザインもパッとしなくて、国旗以外の、その国に関する豆知識が、ビミョーな感じのイラストでちりばめられてたりしてて、とにかく世界中全ての国の国旗がまねして描きやすい大きさで載っているシンプルな構成の絵本で、いい感じのがないなあと思って、折を見て探してたんですが、ようやく1冊、これはいいかもというのが見つかってほっとしました。

せかいのこっきえほん

せかいのこっきえほん

 とにかく1ページに一つ、国旗がドーンと載っていて、文字情報は、国の通称と正式名称、旗のデザインの由来の解説が2行に、首都の名称、その国の言葉での「こんにちは」と、通貨の単位、だけ。あと小さく世界地図上にその国の位置を図示しています。このパターンで44カ国分の国旗を紹介した後、その他の国は1ページに12カ国分列挙で、国連加盟国192カ国にバチカンと台湾を加えて194カ国分の国旗が載っています。
 さらに、デザイン上の特徴(たとえば、星が描かれているとか、何色使われているとか)から国名が引ける逆引き索引が付いているのも、学者肌(笑)の上の子にはハマるだろうと。全体のデザインもすっきりしています。表紙もいいでしょ?
 おかげさまで、ご当人も大満足のご様子で何よりでした。夕食後、僕が先に下の子をお風呂に入れている間に読破しておられました。


 で、とうちゃんかあちゃん的には、ご予算的にも(笑)、もう1冊くらい、なんか買ってあげてもいいなという気分だったので、我が家初の荒井良二をチョイス。

ぼくのきいろいバス (学研おはなし絵本)

ぼくのきいろいバス (学研おはなし絵本)

 長新太佐々木マキ大竹伸朗が大好きなら、荒井良二にハマらないはずはないでしょうということで、昨日採点の合間に小倉で一番大きい本屋で置いてある荒井良二作品を全部読み比べてこれにしました。
 これも下の子入浴中にさっそく自分で読んで気に入ってくれ、今日の寝る前の本も、これを読み聞かせてくれました。
 初めて一人でバスに乗って出かける日の朝、太陽から出てきた黄色いもこもこがバスになって、主人公を乗せて、朝の町に出かけてくれます。朝の支度をしている町の様子、大きな大きな広場で「たのしそうに!いっしょうけんめいに!」いろんなことをしている人たちの様子が描かれます。