宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

後期の講義は「比較映像(欧米)」

 てタイトルで、実際には欧米に限らず、世界各国のいわゆる「アート系」(この言い方、いまいちしっくりこないんですが)の様々なアニメーションを、どんどん見ていただこうという、自分にとっても楽しみな授業なんですが、一回目の授業なので、私語に対する姿勢について話していたら、その最中に私語をし続ける困った学生がいたのでカチンときて強く怒ったりしてしまい、終わった後には、ゼミ生に「先生今日疲れてましたね」と言われる始末。別に疲れてたからキレやすかったわけではないと思うんですが、全般に声にハリがなかったり、いいおかおで話しかける感じになってなかったりしたのは事実だと思います。プロとして、だいぶまずいですね。こういうときこそ、普段と変わらず授業できなければダメだと思うので。
 内容的には、今日はイントロダクション的に、とにかく、多くの学生さんが、アニメーションといっても日本の「アニメ」かディズニーしか知らない教室なので、アニメーションという表現に、いかに多様な主題と技法がありうるのか、実感してもらおうということで、下のDVDから、CGと立体と砂絵の作品、そしてピクシレーションとシネカリグラフィーの例としてノーマン・マクラレンの「隣人」と「色彩幻想」を見てもらいました。