宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

当面存続を求める請願が採択

 「大阪府の国際児童文学館を応援します!」さんや、鷲谷花さんの「帰ってきたハナログ」に任せっきりで、こちらでは全くフォローできていなかった大阪府立国際児童文学館問題ですが、各所で報じられている通り、今日閉会した9月定例府議会に、「府立国際児童文学館を当面、現地で存続させること」を求める請願が、大阪国際児童文学館を育てる会ほか全20団体から、議会主要四会派の幹事長と政調会長を紹介議員として提出され、教育文化常任委員会での議論、および採択を経て、今日の本会議において全会一致で採択されました。提出の時点、および常任委員会での採択の時点での報道にリンクを張っておきます。


http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000810030002
http://www.47news.jp/CN/200810/CN2008101001000869.html


 私も今一つ制度の理解に自信が持てないのですが、これはあくまで「請願」の採択ですので、現地での当面存続を議会が直接議決したわけではありません。もちろん、全会一致での採択ですから、知事、および担当部局は、この請願を重く受け止め対応を検討することを迫られ、おそらく来年度中の廃止・資料の移転という最悪の事態は避けられるのではないかと期待しますが、鷲谷さんもおっしゃっているように、この請願がそのまま受け入れられたとしても「当面」をいつまでと考えるか、といった点を考えると、むしろ本当に知恵を絞り、力を合わせて、館、というより運営財団である財団法人大阪国際児童文学館を応援していくべきなのは、これからということになろうかと思います。
 なにぶん九州に住んでいて、関西のテレビや新聞をチェックしづらいので、この請願の採択に対する知事や担当部局の方針が伝わってくるのはしばらく後になるかと思いますが、今議会での答弁を見る限り、全く気は抜けない状況だと感じています。
 ということで、とりあえず、取り急ぎ。


 で、こんな状態だというのに学期中に4日も沖縄遊びに行ってる場合か、という気もしないではないですが、家族に対しては、夏休み中でさえ週に1日の休みも取れない場合があることに、ほんとごめん、なわけで、明日から日曜まで留守にします。メールとかも基本的に返信しないと思ってください。>関係の皆さん