宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

朝日新聞にまとまった記事が

 昨日26日付の朝日新聞に、大阪府立国際児童文学館について、まとまった記事が出ました。


http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200804260150.html
http://book.asahi.com/news/TKY200804260150.html


 リンク先、いずれも同じ記事ですが、どちらかが先に消えるかもしれないので、一応両方貼っておきます。
 滋賀県大阪府で競った話は初めて知りました。「滋賀県にとって1億円は大金だが大阪府にははした金。寄らば大樹の陰ですよ」と言ったという当時の府の「幹部」の物言いに表れている放漫な意識のあり方が、結局今日の状況を招いたのではないかと思ってしまいますし、県にとっては「大金」を出してでも任せてもらいたいという、当時の滋賀県にあった資料の価値への意識が欠けていることにおいて、大阪府は当時も今も、何も変わっていないのではないかとも言えます。
 もちろん、当時の鳥越先生にしてみれば、今の知事はこんなに誠意を見せてくれていても、次の知事のときに財政難になればどうなるか分からないといった不安はあったでしょうから、当時の判断は致し方ないものだと思います。それでも、「こんなことなら滋賀県に・・・」と言わずにはいられない痛恨の念は察するに余りあります。