宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

九州部会でした

 3日の夕方からプチ悪寒→リトル発熱という思いがけない展開に、採点作業をあきらめて研究室のソファベッドで即就寝という荒業で対応し、今朝はかなり回復したので、風呂にも入らず自宅にも寄らず北九州から太宰府へ。
 なんと7年ぶりの徳雅美さんの相変わらずエネルギッシュなお話を聞きながら、7年前に新宿の天ぷら屋で徳さんの研究上のパートナーのブレント・ウィルソンさんと金澤韻さんと4人でお会いした時には、まさか7年後に九州で再会することになるなんて夢にも思わなかったなと感慨にふけったりしたのでした。
 お話の内容は、美術教育の分野で子供の描画の発達をテーマにしていた徳さんが、なぜに日本の少女マンガをアメリカで紹介する展覧会を企画するに至ったかという経緯と、展覧会のコンセプトと具体的な内容、さらに巡回地それぞれでの準備にまつわるそれぞれ異なる種類のご苦労や、反応の違いなどについてでした。広いアメリカ(合衆国だけでなくカナダにも巡回しています)を巡回する上で当然必要な資金繰りの苦労や、設営や開催期間中のワークショップなどの活動、そして会場ごとの客層の違い・反応の違いなど、具体的なお話が、いちいち興味深かったです。例会終了後も天神に場所を移して1次会→2次会と話は尽きず、結局0時半まで。楽しい時間を過ごしました。徳さん、ありがとうございました。が、今日はもう疲れたのと明日も朝から学生を引き連れて一日展覧会見学の予定なので、この辺で。