宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

国際日本学部入試、手塚治虫先生の命日

 今日は国際日本学部の一般入試でした。
 朝、明大前駅から大学まで、途切れることなく続く行列に混じって一緒に大学まで歩きながら、この中には春から僕の授業を取ったり、三年後に僕のゼミに入ったりする人もいるんだろうなーと思ったりしていました。まさにご縁というやつですよね。受験生のみなさん、お疲れ様でしたー。


 そして今日は、手塚治虫先生の命日でもありました。お亡くなりになったのは平成元年の2月9日です。僕はその年の4月に筑波大学に進学しました。そこから23年も経ってるんですねー。


 長男が定期購読してる『たくさんのふしぎ』には、「ふしぎ新聞」という読者投稿ページがあるんですが、最新号のお題が「新しい教科をつくるなら?」。「まんが」科を提案する投稿が三つ載ってるんですが、そのうちの一つが特にすてきだったので、手塚先生の命日にご紹介しておきます。


 ぼくが考えた教科は、ずばり「漫画」です。一時間、漫画の勉強をします。そこでぼくは、漫画についてすべてを語るのです。
 (北海道・さそり座のペンギン)


 

月刊 たくさんのふしぎ 2012年 03月号 [雑誌]

月刊 たくさんのふしぎ 2012年 03月号 [雑誌]


 そこでぼくは、漫画についてすべてを語るのです。
 なんてすばらしい一文でしょう。自分の最終講義のタイトルにしようかな。北海道・さそり座のペンギンくん、いいかな。
 とにかく、そんなふうに言い切れる漫画史研究者を目指してがんばりたいと思います。手塚先生、見守って下さい。