宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

2)朝日カルチャーセンター新宿教室「スポーツの少年マンガ史−「巨人の星」から「おおきく振りかぶって」まで」

 9月3日(土)の夜、新宿です。


http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=127077&userflg=0


 久しぶりの朝カルです。今の少年マンガの話をというご依頼でしたので、1学期の明大の「日本漫画史A」という授業でスポーツマンガについて、学生たちにグループ発表してもらいながら考えたこともあって、こういうお題にしました。
 正直、すげーでかいテーマですし、僕より詳しい人がたくさんいる分野だと思いますから、全体像の概説で終わってしまわないように、なるべく表現に寄り添った話をしたいと思っています。
 「巨人の星」から、としたのは、夏目房之介さんの『消えた魔球』を意識して、魔球が消えた後の、リアリズム重視の傾向が主流になってからのスポーツマンガ史を考えてみようという趣旨です。
 「巨人の星」と「おお振り」以外では、水島新司の諸作品、小山ゆう「スプリンター」、井上雄彦「SLAM DUNK」、三田紀房「クロカン」、ツジトモ「GIANT KILLING」などを取り上げるかなと思ってます。「少年マンガ」だけじゃなくなってんじゃん、というツッコミもあるかと思いますが、「少年マンガ」という概念自体も問い直せればと思ってます。
 学生さん向けに安い料金での申し込み枠もありますので、ご利用ください。


http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=128609&userflg=0



 たぶん今のところそんなに申し込み来てないので(笑)とりあえず講座が成立するよう、ぜひぜひ。


【8月31日追記】
 一時本当に開講が危ぶまれましたが、おかげさまで開講可能な申込者数に達しました。
 まだ直前まで受け付けてくれるようですので、聞いてみてもいいかなという方は上記リンク先サイトをご覧ください。