宮本大人のミヤモメモ(続)

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大阪府立国際児童文学館廃止・移転に向けての予算要求額が明らかに

 今日知った共同通信配信のニュース。17日に出てたんですね。

大阪府が予算切り詰め策 副賞廃止、職員が写真撮影


 大阪府は17日、2009年度当初予算の各部局要求額を公表した。橋下徹知事のもとで財政再建が進む中、知事表彰の副賞の額縁を廃止し、記念写真を職員が撮影することにするなど、苦肉の予算切り詰め策が明らかになった。

 府によると、予算要求時点から資料を公表するのは全国初。

 人件費などを含まない要求額は、08年度比600億円増の計約1兆4000億円。ただ、今月明らかになった税収減などによる約530億円の財源不足は織り込まれておらず、来年2月の予算案提出に向け、さらに厳しい削減を迫られる。

 府秘書室は、功績があった表彰の対象者約450人に贈る副賞の額縁の予算を要求しなかった。記念写真も業者への委託をやめ、計約120万円を削減。担当者は「見直せるものを見直した結果」と話す。

 このほか、府が廃止・移転の方針を示している国際児童文学館大阪府吹田市)の蔵書を移す経費などで約7億6000万円を要求。府議会が10月に現地存続を求める請願を採択したが、橋下知事は「移転はそのまま進めたい」と述べていた。

http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008111701000239.html


 これ、ほかの新聞には出たのかな。大阪府のホームページにはもう詳しい情報が出てますね。


http://www.pref.osaka.jp/annai/yosan/cover/index.php?year=2009&acc=1&form=01&proc=6&ykst=1&bizcd=20090446&seq=1


 移転費用は当初改革PT案に対して教育委員会が出した資料では「少なくとも4億円以上」ってことになっていて、7月議会あたりから「5億から6億」って発言が議員から出るようになり、その辺りの額を前提に議論がされてたと思うんですが、結局7億超えてますね。年間2億のランニングコストが無駄だと言いつつ、移転費用の額が数カ月の間に3億も上がってるのは、いいんでしょうか。
 こんな風に着々と準備が進んでしまってるんですが、9月議会で採択された存続を求める請願への対応をどうするかは、いつ、どこで処理され、結果が伝えられるんでしょうか。教育委員会のサイトを見ても全然それ関連の話題はないし。もちろん、その程度の情報、とっくに自分で集めとかなきゃいけないんですけど、ここんとこ猛烈に忙しくて何もできてません。
 ということで、とりあえずお知らせまで。