上の子には幼稚園で借りてきたこちら。
- 作者: レオ・レオニ,谷川俊太郎
- 出版社/メーカー: 好学社
- 発売日: 1969/04/01
- メディア: ハードカバー
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何回も教科書で読んでたはずなのに、なんか微妙に話が違う気が。いや大枠は同じなんですが、こんなあっさりした終わり方だっけ?とか、見覚えのない絵が多いな、とか。
もしかして教科書掲載のときにはだいぶ絵がはしょられてたんでしょうか。気になったんで調べてみると、この作品を国語教科書に使っているのは、光村図書で、1977年から小2の教科書に載ってるんですね。そっか、僕は1978年に小2なんで、ちょうど僕らのころからなんだ。
で、絵の数の件ですが、光村図書のホームページに以下のような記述が。
絵本の作品を教科書に掲載する際には、さらに注意しなければならないことがあります。
絵本は絵を中心に楽しめるように構成され、文章は絵の邪魔にならない位置に配置されることが普通です。これに対して『国語』教科書は、文章を読んで話の内容を理解したり想像を広げたりすることが学習のねらいとなります。そのため、絵は文章を邪魔しないように配慮されています。このように、絵本と教科書では、それを手にする目的が違いますから、作品の中での絵の数や、それが置かれる位置も違ってきます。教科書の場合、発達段階や作品によっても変わりますが、話の筋をとらえたり、場面の様子を想像したり、文章では分からない部分を補ったりする視点から必要な場面を選び、そこに挿絵を入れるようにしています。
http://www.mitsumura-tosho.co.jp/kyoka/kokugo/kokugo_s/S_qa/number/03.asp
一般論なのか、「スイミー」についてのことなのかいまいち分かりにくいですが、たぶん「スイミー」についても、「絵の数」が違うんでしょうね。しかもこの前段では、国語教科書が右開きなのに合わせて、作者の許可を得て、絵を逆版にしてあるともあります。ぬーん、そうだったのか。ま、これはスイミーたちの進行方向の描き方から考えても右開きの本に収録するなら逆版にすべきですよね。
文章については、これを見る限りいじってなさそうです。谷川俊太郎訳だし、上の記述を見ても、いじるとすれば、だいぶ特別な事情が必要でしょう。
「あさの つめたい みずの なかを、ひるの かがやく ひかりの なかを、みんなは およぎ、おおきな さかなを おいだした。」で終わりなんですけど、なんかもうちょっと言葉があった気がしたんだよね、って子供に言うと、「でもあるとしても『それからみんなはしあわせにくらしました』とかぐらいでしょ?」。
むむむ、たしかにそうだ。それならあってもなくてもいいっちゃいいよな。ていうか、ない方がいいわ。
で、今日はその後続けて下の子にもとうちゃんが。
がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)
- 作者: 安西水丸
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1987/06/30
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これ、下の子大好きで毎日読んでるみたいです。猫が乗ってくるところで必ず「にゃーん!」って言います。