共同通信の新刊レビューも降板します

　というわけで、実は、共同通信でちょうど３年やらせてもらった新刊レビューの仕事も、今度の２月の回で降板させていただくことにしました。こちらは６週に１回だったので、「居場所」の方と合わせると、結局毎月新聞掲載コラムを書いていたわけで、猛烈に多忙な校務の合間にこのコラム書きが入ることが、まとまった論文を書くことを極めて困難にしていたのも事実です。
　「居場所」の方は、やめろと言われるまで自分から降りるということはあり得ませんでしたし、共同通信の方も、ともすれば単なる学内行政担当者としての大学教員になってしまいかねない自分をマンガの現在につなぎとめる命綱だと思って続けてきたのですが、毎回新刊３冊を一つの文章の流れの中で紹介する、という形式がまずハードルの高いもので、しかも、自分で勝手に「３冊とも同じ出版社になるのは避ける」、「今までにこの連載で取り上げたことのある作家の作品は取り上げない」、という縛りをかけてしまったために、ちょっともう限界に近づいていました。
　２００８年度は多少「管理運営」の仕事から解放されそうだし、こまごました仕事は整理してまとまったものを書くべきかな、と思っていたところに、「居場所」終了の知らせがあり、また、共同通信の方の担当さんが交替になったり、というようないろいろな事情が重なったため、これはやはり潮時かな、と判断し、わがままを言って、連載を降板させてもらうことにしました。
　ちなみに１月分はちょうど今週が締め切りで、以下の３冊を取り上げました。次回は何にしようかな。いい組み合わせができるといいんだけど。

eensy-weensyモンスター　2

おやすみプンプン 2 (ヤングサンデーコミックス)

町でうわさの天狗の子 1 (フラワーコミックスアルファ)

　そんなわけで、２００８年は、少しずつ「研究者」モードに戻していければと思っています。ちょっとだけ、期待して下さい。