宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

今日の寝る前の本

 幼稚園で借りてきたこちら。

かみきりむし (かがくのとも特製版)

かみきりむし (かがくのとも特製版)

 どっちも写真で昆虫の生態を紹介する科学絵本です。僕らの子供のときは、昆虫の(に限らず)科学絵本って言ったら、図鑑的な、標本みたいな絵があって、体の各部分の名前(触覚とか上顎とか)が書き込んであったり、卵→幼虫の各段階→さなぎ→成虫、みたいのばっかりでしたよねえ。もちろん、何を食べるかとかどこに住んでるかとかも描かれてはいたけど、基本的に羅列的だった気がします。
 1冊まるごとシロスジカミキリムシの産卵から死ぬまでを全て実際の林の中で追っていく、なんてのは、なかったような。単純に写真撮影の技術が上がってるってのも大きいでしょうし、体のパーツの名前は生態の説明の中にさりげなく織り込むことにして、まずはどんなところでどんな生活をしているのかに興味を持たせるようなつくりが、重視されるようになってきてるんでしょうね。