宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

今日のだじゃれ

 半年前くらいからでしょうか、上の子は「だじゃれ」や「おやじぎゃぐ」に興味津々でありまして、一番尊敬する芸能人もホンジャマカ石ちゃんなのであります。
 そうすると何が起こるかというと、何の脈絡もなく突然、「おとうさん、だじゃれ言って」とせがまれるようになるわけであります。ちなみに、同じように脈絡なく突然強く要求されるものに、手品とクイズがあります。いつも大変困るのであります。
 さて、今日は、朝、ふとんで眼が覚めるなり、横に寝ていた私に、「おとうさん、だじゃれ考えて」と来ます。「自分で考えただじゃれ言って」。「えー、じゃあ、ふとんがふっとんだ」。「ちがうよ!それはおやじぎゃぐ」。などと禅問答のようでありながら、実は以前とうちゃんが「おやじぎゃぐ」の例として「ふとんがふっとんだ」を挙げたことをきちんと記憶している学習能力の高さを誇示する発言に気圧されながら、適当に答えていますと、「おとうさん!いいの考えた!」といいます。ま、こういう場合、だいたい「それってだじゃれか?」と言いたくなるようなのが出てくることが多いんですが、今日は違いました。


 「都営バスがぐんぐん飛ばす」。


 おおおお。
 「おとうさん、都営バスって「都バス」でしょう?だからさあ!」。うんうん、みなまで言うなみなまで言うな。とうちゃんは分かったさ。ストレートに「都バスがぐんぐん飛ばす」と言わないのがすばらしいよ。すげーな5歳児。何の役にも立たないけどな。
 普通に感心したのでおかあさんに報告すると、おかあさんも「すごいね、石ちゃんに教えたいね」などと言うもんだから、「でもさ、どうやって教える?そうか、電話したら?テレビの人もおしごと石ちゃんにたのむとき電話してるはずだよ」と盛り上がってましたが、残念ながらウチはテレビの人ではないので、石ちゃんに教えることはできないのでした。その代わりに、ここでこうやって書いている、というわけなのであります。