宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

今日の寝る前の本

 幼稚園で借りてきたもう一冊。

すばらしいとき (世界傑作絵本シリーズ)

すばらしいとき (世界傑作絵本シリーズ)

 うわ、これも絵がないのか。ちょっとあまりにも伝わらないので、絵本ナビの該当ページにリンクしておきます。
http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=1825
 名作の誉れ高い本なんですが、さすがにちょっとまだ難しめでした。「読んであげるなら5・6才から」と福音館は言っていますが、単純にページ数が多い上(58ページもあります)、言葉も5歳児が知らない単語や言い回しが多く、もちろん意図的にでしょうけど、人や土地の固有名詞もたくさん出てきます。しかも、語りが一人称でも三人称でもなく二人称。「おまえたちは・・・する。」なんですね。結果的に一段落ごとに「・・・てどういうこと?」「・・・てどういういみ?」に答えなくてはならず、なかなか前に進みません。
 それでも借りてきて一度すでにおかあさんに読んでもらってることもあって、なんとか最後まで読む/聞くことができました。特に途中から島に嵐がやってくるくだりがあるので、結構盛り上がり、別にむずかしくてつまんなーい、という感じでもなく、おそらく寝る前の本としては最長の所要時間を経て、満足げに眠りについておられました。