宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

今日の寝る前の本

 幼稚園で借りてきたこちら。

そりあそび―ばばばあちゃんのおはなし (こどものとも傑作集)

そりあそび―ばばばあちゃんのおはなし (こどものとも傑作集)

 人気シリーズ「ばばばあちゃん」のうちの一作。87年から始まったシリーズということもあって、僕はその存在ぐらいしか知らなかったんですが、こないだアジア美術館に「こどものとも」展を見に行ったとき、一部学生たちが盛り上がってて、あ、やっぱ人気あるんだなと思ってたのでした。
 いや、しかし、こんな絵柄なのに、こんなにやることも言葉遣いも豪快だとは。寒がる動物たちをベッドの上でいっぺんに飛び跳ねさせてベッドが派手に壊れたら、ここが考えどころだよとか言いながら、のこぎりでベッドの足をぶった切ってスキーを装着、そりに改造してしまいます。で、タイトルの「そりあそび」になると。うん、こりゃ人気出ますね。動物の子供たちのほうが「そんなことしてだいじょうぶ?」的な腰の引け方をしてて、ばばばあちゃんに引っ張られてる感じがいかにも現代的というわけですね。