宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

今日の寝る前の本

 今日、上の子は、初めて、自分で貯めてたお金で、自分で選んで買い物をしたそうです。それが、こちら。

小さなきかんしゃ (グレアム・グリーンの乗りもの絵本)

小さなきかんしゃ (グレアム・グリーンの乗りもの絵本)

 あ、また絵がねえのかよ。グレアム・グリーンは文章で、絵を描いてるのはエドワード・アーディゾーニという人、翻訳は阿川弘之です。
 いつも支線の二駅の間を往復するだけの小さなきかんしゃが、ある日、思い切って本線に冒険に出てしまうおはなしです。
 多分原書では機関車たちの言葉遣いがなまってたり野卑だったりするんだと思うんですが、その辺を、ちょっと独特の方言ぽい形に訳しているので、言葉の面白さもあります。絵も素朴だけどいいですね。途中に主人公が冒険することになる路線全体の地図がはさまれているのもうれしいです。きかんしゃのほんを、きかんしゃトーマスによく出てくる「エドワード」と同じ名前の人が描いてるのにも、自分で気付いてすげーウケてました。あと、最近、短い絵本だと物足りなくなっているので、48ページもあるこの作品は、大満足のようでした。うん、なかなかいい買い物だわ。
 で、これをお風呂に入る前に読んで、実際寝る前に読んだのは、幼稚園で借りてきたこちら。
げんきなやさいたち

げんきなやさいたち

 これも絵がないのか。こちらは、いろんな畑のお野菜を順に七五調の文体で紹介していく素朴な作り。植物好きにはうれしいようでしたが、やっぱり「みじかい」とちょっと怒ってました。