宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

ミュージカル「わたしは真悟」のレビューを書きました。

 メディア芸術カレントコンテンツにミュージカル「わたしは真悟」のレビューを「二重に見える、別のリアル」と題して、書きました。


http://mediag.jp/report-column/2017/02/17/singo.html


 楳図かずおの超絶的な傑作を、ミュージカル化するという野心的な舞台で、非常に刺激的で素晴らしかったです。既に公式サイトが無くなっているようなので、ステージナタリーの記事のリンクを貼っておきます。


http://natalie.mu/stage/news/211364


 普段、舞台にはあまりなじみがなくて、いわゆる2.5次元ミュージカルも劇場に観に行ったことはないんですが、出演者の一人である大原櫻子さんと、思いがけないご縁があり、稽古が始まる前に、原作の解釈についてお話しする機会があったので、お礼にとご招待いただいたのでした。それだけにもし微妙な出来だったらどうしようと思ってたんですが(笑)、本当に素晴らしくて、楳図作品や漫画表現自体の特質についても考えさせてくれる作品だったので、これはちゃんと論じておきたいなと思った次第です。
 かなり力を入れて書いたので、ぜひお目通しいただければと思います。