宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

男子4人連れてドラえもん

 今日は次男(小3)三男(幼稚園年中)と三男の同級生とそのお兄ちゃん(小2)の男子4人と「ドラえもん のび太の宇宙英雄記」を観に行きました。といっても友達兄弟も映画館の前まではお父さんが送ってきて、帰りはお母さんが迎えに来るっていうふうだったので、たいして大変でもなかったです。多少経験値が要求されたのは、「だいじょうぶ、出ないからいかなくていい」と主張する4歳児2人を説得して上映開始前にトイレに連れていくのと上映中のお菓子の配分&小袋の回収くらいでした(笑)。
 劇場版ドラえもんとしては正直低目の出来だった気がします。特に4歳児2人にはちょっと設定的について行きにくいところがありました。が、子供たちはみんなで観に来たっていう非日常感で十分盛り上がってました。
 よく思うんですけど、ロードショー館でも別に過去の傑作の再上映ってやっていいと思うんです。春休みは順繰りにラピュタとトトロとポニョをやるとか、ドラえもんとかしんちゃんとかでも劇場版の傑作って何作もあるわけですから。
 もちろん、今、作っている人たちにチャンスや仕事を与えるっていう意味で、新作を作り続けるっていうのは重要だと思うんですが、今シネコンが普及して、かなり柔軟な編成ができるわけですから、新作と過去の傑作が競ってる状態ってのもあっていいんじゃないかと。
 単純に一人のアニメ好きの親としていえば、やっぱり自分の子が初めて劇場で見る映画は圧倒的な印象を残すものであってほしいわけですし、初めてじゃなくても、そんなしょっちゅう劇場行くわけじゃないので、トトロとかラピュタとかポニョとかは、劇場で大スクリーンで観させてやりたいなと思うんですよね。
 今現場で奮闘している皆さんには、同じ劇場で旧作と比べられるという状況の中で、それらをぶっ飛ばしてやるという気概で頑張ってもらえたりすると、全体として何かいい感じになったりするんじゃないかなと、一観客としては思います。
 ともあれ、やっぱり映画館で映画観るのって、それがちびっ子たちとだったりするといっそう楽しいなと、入場待ちで並んでる間や、見終わって階段下りるときの、やたらはしゃいでる男子たちを見て、改めて思った一日でありました。