今日の寝る前の本
【5日の0時台に書いています】
今日は往路、電車内で、図書館で借りてきたこちらを次男に。
- 作者: 内田麟太郎,西村繁男
- 出版社/メーカー: 童心社
- 発売日: 2009/06/25
- メディア: 単行本
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寝る前の本も、図書館で借りてきたこちら。
- 作者: ルート・B,那須田淳
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/04/26
- メディア: 単行本
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で、今日初めて読んだんですけど、ま、絵は好きな感じですが、話がちょっとなー。収穫祭で優勝した(てことは品質がよかった)じゃがいもたちが、なんかテンション上がって夜中に遊園地的なとこに繰り出します。
一方、スプラッタ的なノリでばんばん野菜たちを切り刻んでる料理人が、じゃがいもがないな、お、あんなとこでじゃがいもがいっぱい遊んでんじゃねえか的な感じで、じゃがいもたちをがっさりつかまえて調理しようとするんですけど、じゃがいもたちが力を合わせて料理人に反抗して、料理人をお鍋に放り込んで逃げていく、いえーい、終わり、っていう話なんですよ。
野菜を擬人化して、調理されるのも食べられるのもイヤがってる設定にして、料理人を残酷趣味で野菜を切り刻んでるように描いてる時点で、んー、て感じだし、そもそももう収穫されて土から離れた野菜が、調理されなくて済んだからって、その先どんな未来が?ってのも何か、釈然としねーって感じです。じゃがいもはまだこの先芽が出る可能性があるっちゃあるけど、人間に育てられたじゃがいもが人間に食べられることから逃れるのを「がんばれ」と応援してる語り手は一体何なのって気がしてしまいます。
ウチは、よく子供たちが、おいしいものを食べる時に、その食べ物さんが「おいしく食べてねー」って言ってる設定にして楽しくいただいているので、次男も、ちょっと微妙な感じでした。嫌がる野菜を無理やり切り刻んで調理して、しかもその「嫌がってるのを無理やり」ってのを楽しんでるかのように、調理風景を描かれると、その上で、そうして調理された野菜を自分らは食べてるんだっていう想像力が働いちゃいますからね。
ま、たまにはこんなこともありますね。じゃがいもたちが絶叫マシーンで楽しんでる絵とかは悪くないんですけどね。