宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

北九州市漫画ミュージアムの開館時期の変更について

 すでに九州の新聞などでは報道されているようですが、漫画ミュージアムが入居する予定だったビルの6・7階の、7階に音楽系のテナントが入ることになり、ミュージアムは5・6階に入ることになりました。
 ビルのオーナーのアパマンショップホールディングスからの公式リリースはこちら(PDFです)。


http://www.apamanshop-hd.co.jp/pdf/pr/prnews661_20110421kds.pdf


 昨年度から進められてきた設計は、6・7階に入る予定でのものだったため、変更・修正を行わなければならなくなり、それに伴って、開館時期も3〜4ヵ月遅れることになるそうです。
 タウンマネージャーの吉田潔さんのブログに、毎日新聞の地方版の記事とともに、詳しく述べられています。ビル全体のイメージ図も載っています。


http://blog.goo.ne.jp/donamic/e/b9263367e1611574be8dbd5040d025c4


 ビル全体の集客力が上がるのはいいことなんですが、この「あるあるCITY」っていうネーミングとかロゴやキャラクターデザインは、もう決定なんでしょうか。なんか、正直微妙なような気がするんですが…。
 ま、それはさておき、フロアの変更は、ミュージアムにとっては良いことだと思います。というのも、最上階の7階は天井が高く、同じフロアに屋上スペースがあったりして、設計の段階でもいろいろ苦労されていたからです。
 また、何よりよかったのは、フロア変更が決まったのがほんとに最近だったため、4月から専門研究員として赴任された表智之さんが、設計の変更・修正プロセスに直接関与できるようになったことです。本来なら、3月末で設計は終わってしまって、その後表さん着任、という流れだったので、これは大きい。
 また、6日に公募を締め切った、司書さんと、柴田さんに続く二人目の学芸員さんにとっても、採用・着任から開館までの期間が3〜4カ月延びるというのは、いいことです。
 表さんも、マンガ研究系のメーリングリストで同様のお考えを述べておられましたので、僕としても、この延期は、充実した準備をするという意味では、結構いいこと尽くしだと捉えています。
 大丈夫なん?と思われた方もおられると思いますが、大丈夫だと思います!