宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

『トマトさん』おそるべし

 このブログを長くお読みの方はご存知かと思いますが、『みつけたよ さわったよ にわのむし』における「あれは、サムよ」の一言で、一躍我が家のフェイバリット作家に躍り出た田中清代さんの『トマトさん』は、一時期、次男が毎夜毎夜リクエストしていた、我が家的定番の一冊なのであります。
 で、その後次男はぴたりと『トマトさん』期を卒業してしまったのですが、最近なにげにかあちゃんが、書棚の面陳コーナーに『トマトさん』を出しておいたところ、どうも三男が『トマトさん』の顔をじーっと見ている様子。



 写真のような位置関係で、書棚の前に、ハイローチェアという背もたれを起こしたり倒したりでき、揺りかご的に揺らすことも高さを変えることもできる優れ物を置いて、三男を寝ころばせといたり、ちょっと起こしてみんなの顔が見えるようにして置いたりしてるんですが、明らかに『トマトさん』を見てるんじゃないか?と思うようになったのが先週の初めくらいでしょうか。
 で、試しに、『トマトさん』を持って顔の前に持って行き、僕は本の後ろに顔を隠したんですが、めっちゃ見てる、どころか、きゃーっつって笑い出すではありませんか。僕らの顔を認識し、いないいないばあとかに反応するようになってからもまだひと月足らずの時点で、『トマトさん』に大喜び。マジっすか。
 以来、少々ご機嫌斜めの時でも、写真の位置にハイローチェアを置いて三男をセットしてやれば、ずーっと『トマトさん』と見つめ合い、時折大きく笑ったりして、ご機嫌さんタイムがひとしきり持続します。マジで動画をYouTubeとかにアップしてやろうかと思うくらいですが、『トマトさん』、生後3か月の乳児をあやす効果がある模様。ぜひよそのご家庭のお子たちでも追試いただきたいと願う次第であります。
 とりあえず、田中清代さんにはぜひお知らせしたいところですが、ホームページからいきなりメールとかもどうなのかという気がして、何もしておりません。

トマトさん (こどものとも絵本)

トマトさん (こどものとも絵本)