宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

幻の論文「エロ劇画の現在」復刻!

 会社を辞めて下関から上京するや、たちまち「わめぞ」界隈の話題の人となり、「雑司ヶ谷の怪人」、「視姦系ブロガー」などの称号を頂戴しながら、着々と出版活動を進めるid:u-senこと、松田友泉くんの『マンガ文献研究』2号に、不詳宮本大人が1994年に執筆・発表した「エロ劇画の現在」が復刻収録されています。
 元の掲載誌の誌面をスキャンしてそのまま載せているので、再録というより、ほんとに復刻(ま、活版じゃないんで刻んでないんですけど)です。図版とかもそのままです。
 『マンガ文献研究』2号の目次と購入方法はこちらの「有古堂オンライン」をご覧ください。


http://d.hatena.ne.jp/ucodou/20100619


 塩山芳明南陀楼綾繁永山薫、書物蔵、と、そうそうたるラインナップに、若干ビビってしまいますが、混ぜていただき光栄であります。
 今回改めて読み返してみて、24歳の俺はわりと頑張ってたな、とか思ったりもしないでもなかったですが、24時間365日、ほとんど研究のことしか考えないで暮らしてんだから、これくらいできて当たり前かとも思ったり。いや、でも、案外研究のことしか考えてなかったわけでもないんですが、ま、今に比べれば、ねえ。
 確か、なにげにその数ヵ月後に書いた修士論文より分量多かった、とりあえず量は多い論文ですので、よろしかったらぜひ。