宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

「こまねこ」上映会とおまけトーク、でした。

 おまけだからゆるくやりますとか言っておきながら、またしても用意しすぎて90分(いろいろ映像お見せしながらですが)しゃべってしまいました。
 おまけの方が本体の2倍も長いってお前ふざけんなって話ですが、幸い、おおかたのみなさんに楽しんでいただけたようで、何よりでした。下に事前の告知の文章を残しておきます。

 北部九州各地を中心に、カフェなどでの映画の上映会を催している69'nersFILMさんの定期上映会「シネマカフコンズ」、今月はNHK−BSの「どーもくん」でおなじみの合田経郎による「こまねこ」の上映になります。

http://www.69ners.com/movie/index.cgi?mode=more&id=20091123164652

 北九州では、カフェcreamでの上映会がとんちピクルスのライブとセットに、ギャラリーSOAPでの上映会が僕のトークとセットになっています。アンバランスにもほどがあるって感じですが(笑)、日程的にクリームの方に行けない方、こちらへおいでいただければ、いつもと同じ料金でおまけのトークがついてきます。

CINEMA CAF-CONS#95
こまねこのクリスマス〜迷子になったプレゼント〜』


NHK「どーもくん」やNHKみんなのうたぼくはくま」のアニメーションを生みだし、
世界からも注目をあびている日本を代表するアニメーション作家 合田経郎が「思い」
をテーマに描いた“こま撮り”アニメーション『こまねこのクリスマス〜迷子になったプレゼント』
をクリスマス特別上映します!!
こま撮りとは、人形をひとコマ(1コマ=1/24秒)ずつ動かし、照明・セット・カメラポジションを
変えながら撮影するアニメーションの手法で、1日わずか数秒分の映像を撮影することしかできない
ので、それだけスタッフの時間と愛情をかけて作られる映像なのです。
今回は、クリスマスを舞台に、遠く離れて暮らす家族の絆をやさしい視点で捉え、
ファンタジックに描き出されています。
今回は特別に「どーもくん」や「こまねこ」の短編アニメーションやTVスポット集も同時上映!
お見逃しなく!
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こまねこのクリスマス〜迷子になったプレゼント〜』20min
(2009年/日本/20min/デジタル上映)
原作+監督+キャラクターデザイン:合田経郎
アニメーター:峰岸裕和/大向とき子
プロデューサー:松本紀子
エンディングテーマ曲:「ぼくらのWinter Wonderland」solita

製作:ドワーフジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントアサツー ディ・ケイ
配給:ドワーフ


[ストーリー]
山の上のおうちにおじいと暮らすこまちゃんは、ものづくりが大好きなこねこの女の子。クリスマスにパパとママに会えるのを楽しみにしていたこまちゃんのもとに、2人からちょっと早いクリスマスプレゼントが届きます。かわいいお人形に大喜びのこまちゃんでしたが、そこには「クリスマスには帰れない」と書かれた手紙も同封されていました。すっかり元気をなくしたこまちゃんに、友達の発明少年ラジボーがある提案を持ちかけて・・。

公式サイト:http://www.komaneko.com/index.shtml


●北九州:gallery SOAP
12/16(水)19:30 open 20:00 start
料金¥1.500(1ドリンク付き)
□ソープ:093.551.5522 北九州市小倉北区鍛冶町1-8-23
http://g-soap.jp/
※上映終了後、北九州市立大学宮本大人准教授による、トークがあります。
「コマをつないで物語る−「こまねこ」からさかのぼるアニメとマンガの話」


 アニメもマンガも、ある場面、ある瞬間を切り取った絵=「コマ」をつないで一つの動き、一つの物語を表現するという点で共通しています。
 そんなわけで、「こまねこ」を話の入り口にしながら、マンガとアニメの共通点や歴史的な始まりについて、ゆるゆるとお話ししたいと思います。
 あんまり期待しないでおまけがついてたくらいの感じで聞いてもらえるとうれしいです。