宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

「少女クラブ」とその時代−少女マンガの始まりと冒険−

 工学院大学・朝日カレッジで、丸山昭さんと対談させていただきます。


http://www.asahiculture-shinjuku.com/kogakuin/koza/2008/05/7070.html


 9月5日(金)です。9月1日から例年通り白百合女子大学で集中講義なんですけど、終わったその日の夜にやりまする。
 去年の大阪府立国際児童文学館での公開対談が、すごくいい感じでできたので、今度はぜひ『少女クラブ』そのものに絞り込んでお話を、ということで、今回の企画にあいなりました。

 手塚治虫の「リボンの騎士」の連載によって、少女マンガというジャンルの確立に貢献することとなった「少女クラブ」。

 昭和30年代に入ると、この雑誌は、石森(当時)章太郎、水野英子赤塚不二夫といったトキワ荘に集う作家のほか、ちばてつや松本零士あすなひろしなど、先鋭的な若手作家が、次々に新しいマンガ表現への挑戦を繰り返す場になっていきます。

 本講座では、少女マンガの黎明期にこの雑誌が果たした役割を、当時の誌面を見ながら、編集長であった丸山昭氏とマンガ史研究者の宮本大人との対談で考えます。


 ということです。実際に誌面をお見せしながら丸山さんにお話をうかがっていきます。雑誌作りや作家との共同作業の具体的なありように関わる、貴重なお話がうかがえると思います。
 一般の方2000円、学生さん1500円と、リーズナブルな受講料になっておりますので、ぜひみなさんどうぞ。白百合の学生さんで集中講義取ってくれてる人なんかも、締めのお話にいかがでしょうか。