宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

今日の寝る前の本

 幼稚園で借りてきたこちら。

 「トースターのコースター」とかに馬鹿ウケしてましたが、結構「お、お子様向けの本なのに」ってとこもあって、ま、そんなところも五味太郎、という感じでした。
 だって、かぞえうたが二つあるんですけど、一つは

ひとというやつ
ふしぎなもので
みればみるほど
よくばりで
いつも
むりして
なやんでばかり
やれやれ
ここのところが
とうもわからん


 もう一つは

いっちょうめの かどの
にくやのまえで
さんぐらすかけて
しかめっつらの
ごろつきやろうが
ろくでなしの
ななしのごんべえと
はちあわせ
くだらぬはなしで
じゅうすのむ


 ですよ。
 オトナの世界を垣間見せてしまいます。
 当然、「しかめっつらって何?」「ごろつきやろうって何?」「ろくでなしって何?」「ななしのごんべえって何?」「はちあわせって何?」「くだらぬはなしってどんなの?」と全部聞かれたので、それなりにきちんとお答えしました。でも、飲んでるのはジュースってことで。


 それにしても、一つ目のかぞえうた。なんかもう身につまされるにもほどがあるっていうか、五味太郎、26年の時を超えて、俺の現状を鋭くえぐり取ってくれてやがります。