宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

今日の寝る前の本

 今月の「かがくのとも」は、人気シリーズ「ばばばあちゃん」の登場です。

 「ばばばあちゃんのかんてんりょうり」。タイトル通り、寒天自体の製造工程から、寒天を使ったお菓子やおかずのレシピまで、ばばばあちゃんが子供たちに教えていきます。レシピ本風に、材料や手順が画面を分割して描いた画面と、それに沿って子供たちとばばばあちゃんがわいわい作っていく様子を描いた画面が交互に出てくる楽しい構成になってます。
 が、しかし、ばばばあちゃん、寒天にいろんなものを入れて固めてみようつって、果物やジュースは分かるけど、クッキーとかポテトチップスはないんじゃないっすか?思わず夫婦で「えええ!?ポテトチップスぅ?」ってなっちゃいましたよ。子供はもうすっかり「かがくのとも」が大好きなので、「かがくのとも」に書いてるんだからおいしくなるに決まってるでしょ、みたいな感じでしたが、いやー、どうなのか。冷えた寒天の中にポテチ。福音館が生んだ人気キャラクターの中では画期的にやんちゃなばばばあちゃんのやることとしては筋は通ってるんですが。
 実際、出来上がったいろんな寒天料理が見開きいっぱいに並んだ中に、「マシュマロかん」、「こんぺいとうかん」、「クッキー・ビスケットかん」、「ポテトチップスかん」、「まぜこぜかん」とかあるのを見て、うちの子もうっひょーってなってましたが、多分、この先1ヶ月の間に、日本中のいろんな家庭で、自分も寒天にいろんなの入れたーい!ってなった子供とお母さんの攻防が繰り広げられる気がします。ま、それはそれで面白いからいいか。ちなみにうちの子は、また寝付く前に夢うつつで「まぜこぜかん、まぜこぜかん、まぜこぜかん・・・」って唱えてました。