宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

まあそんなわけでしんみりしちゃいましたけども

 「今日感テレビ」、研究室で、学生2人と向かいの研究室の先生と一緒に見ました。
 んー、やっぱり麻生太郎から入りますか。やっぱり「マンガも今や立派な研究対象」ですか。北九大で教えてるのはマンガ論だけじゃないってあれほど話してもスルーですか。てか北九大は「北九州大学」じゃなくて「北九州市立大学」なんですが。メディアカフェポパイはあんなに協力してくれたのに、そこがマンガ喫茶であることすら知らなきゃわからないくらい一瞬しか映りませんか。ヴィレッジ・ヴァンガードでは、ちゃんと見る人が見れば「おっ、いいの買ってんな」っていう2冊を選んだんですが、映りませんか。そしてなぜか僕がひとっことも触れてないマンガ作品の単行本がなぜか何度もアップで映りますか。
 あとですね、ほんのわずかしか使われなかった僕のしゃべりですけど、「マンガなんてなくてもいいんですよ、普通、マンガなんてなくても死ぬ人はいない」の後、放送では「だけど日々のちょっとした娯楽、生活の潤いみたいなものがあるかないかって重要じゃないですか」って話に行ってますが、ほんとはその手前で、「でも人間って衣食足りてても絶望して死んじゃったりする動物なわけで、そういう人にはマンガが支えや救いになることがあるんですよね」って話をしたんですよね。そこは自分としては結構重要で、それがあった上での「生活の潤い」の話なんですけど、すっ飛ばされちゃいましたね。
 もちろん、僕がしゃべったことの全部を使えるわけじゃないし、編集の権利が基本的に取材する側にあるのも分かってますから、どうまとめられてもそれを検閲したり抑圧したりしようとすべきじゃないんですけど、こっちにも発言の自由はあるわけですし、興味を持って検索して来てくださる方などもいるかもしれませんので、取材を受けた側がどういう違和感を感じたかを書きとめておこうと思った次第です。

【追記】
 RKBのサイトで動画が見られます。
http://news.rkb.ne.jp/rkb_news/archives/007886.html