宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

漫画ミュージアムの現在

 今日もまだ研究室です。昨日は火曜日なのに急きょ4つも会議があってまいったでごんす。
 それはさておき。
 今日と明日、西日本新聞の朝刊の文化面に「漫画ミュージアムの現在−京都と北九州から」と題した特集記事が掲載されます。今日の「上」は、京都国際マンガミュージアムを中心に、マンガが置かれた文化的な立ち位置、各地のマンガ関連ミュージアム開設の流れが、作家個人の記念館設立をまちおこしと結び付けようとするパターンのブームが一段落し、京都や北九州のような総合型のものの開設という段階に入ろうとしている*1、といったまとめ方になっていて、なかなかコンパクトかつ包括的な記事になっていると思います。
 明日の「下」では北九州の計画の現状がまとめられるのではないかと思いますが、記者の塚崎謙太郎さんはマンガ学会の九州部会のイベントにも顔を出してくれている方で、先日僕の所にも取材に来てくれました。どんな記事になるか楽しみです。
 ネット上でも読めるようになるかもしれませんが、とりあえず、西日本新聞が読める環境の方は今日・明日の朝刊にご注目ください。紙面も大きく使って目立ってますよ。

*1:もちろん川崎市市民ミュージアムという「総合型」の先行例があるわけですが、川崎の場合は9部門あるほんとに総合的なミュージアムの一部門としての漫画部門という位置づけなので、ちょっと例外的ですね