宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

オリエンテーションしゅうーりょうー

 日曜日は日帰りで東京行ってマンガ学会の理事会、月曜は9時から11時半まで昼間主コース向けのカリキュラム説明会、昼間はあれやこれやでばたばたして18時から19時過ぎまで夜間主コース向けのカリキュラム説明会、今日の火曜はお昼前から自分の担任の新入生たち&自分のゼミ生数名とお弁当を食べながら懇談するクラス別交流会、でした。教務部委員&カリキュラム委員なんでオリエンテーションのほぼ全スケジュールに出席いたしました。
 そんなこんなで、すでに灰になりかけていますが、明日は1時限が2年生向けの必修科目「比較文化基礎演習」、2時限が1年生向けに新たに設置された必修科目「比較文化入門」(昼間主コース向け)、2時限終わって20分後から比較文化学科会議、13時からGPA部会、14時から教務部委員会と、昼飯食うヒマあんのかって密度で会議が三つあって、6時限に今度は夜間主コース向けの「比較文化入門」と続きます。
 「入門」はこの新カリキュラムの目玉となる実験的(といってもウチの学科にとっては、ですが)な授業で、半年くらい、怒涛の「改革」の日々の合間に案を練ってきたものです。
 1年目から学科の全教員の専門分野に触れてもらって、北九大比較文化学科がいかに多様な研究領域をカバーしているか実感していただこうということで、1年通して全教員が1回ずつ講義をし、しかもその合間合間に各学期3回ずつ、11、2人のクラスに分かれて、簡単なグループ発表やディスカッション、レジュメ、レポート作成の練習をする「クラス・セミナー」を行なうという複合的な形態の授業です。
 講義のほうでは、各教員が自分の専門分野についての入門的な講義を行なうだけでなく、さらに深く学びたい人のためのブックガイドを3冊分行ない、後でこれをパンフレットにまとめます。
 「クラス・セミナー」ではプチグラ・パブリッシングの「あたらしい教科書」シリーズの『学び』を使います。様々な分野の研究者や専門家がそれぞれの専門分野との出会いを語るこの本を素材に、それに対し教師が率先してあれやこれやツッコミを入れながら、また各教員自身が自分の専門分野にどう出会ったかの「入門」体験を学生に語る、という形で、学問の道への「入り方」の多様性を知ってもらおうと思っています。
 おもちろそうでちょ?
 うまくいけばかなりいい授業になると思うんですが、正直不安でいっぱいです。とにかく明日の一回目の講義は、僕がガツンとおまーら大学の学問つーのはよぉ、みたいな、つーか「文学部」って英語でなんて言うか知ってんのか、あん?みたいな感じで比較文化の基礎的なフレームワークを1時間半で詰め込まないといけないので、気合入れたいと思いますが、1時限の基礎演習もほぼおんなじ内容でおんなじ気合が必要だし、間に三つも会議あるし、死なないように注意したいと思います。

学び (あたらしい教科書 0)

学び (あたらしい教科書 0)

 ちなみにこちら、我らがマンガ批評家、伊藤剛さんも登場しております。