宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

いろんな意味で満腹になった後は

 子供がうっかり手を離して飛んできた風船をさわやかにキャッチしたりしながら、天神に歩いて移動します。
 「KITTY EX.」展は、「ハローキティ30周年を記念して」、さまざまなジャンルの内外のアーティストが、ハローキティをモチーフにして作った作品を集めたもので、ニッポンの「かわいい消費文化」のイコンのようなこのキャラクターを、それぞれのアーティストがどう料理するかを見比べるという趣向です。
 みんなそれなりに批評的なアプローチをしていて、なるほどなーという感じでしたが、結局多くの作品は、このキャラクターの「強さ」に、負けてるとはいわないまでも、依存してしまってる感じもなくはなかったです。
 全体通して一番インパクトが強かったのは、当然のごとく会場の出口に設営されたグッズ・ショップにあった、ハローキティ・ロボットの45万円というお値段だったりしました。が、まあ、見て損はない展覧会ではあると思います。