宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

研究会

出席者は、ミヤモト、大城房美さん、中村テーマさん、佐島顕子さん、金澤韻さん、稗島武さん、金慈恵さん、吉冨由紀子さん、河浜秀明さん、の9名。佐島さん、金澤さん、河浜さんが初参加でした。佐島さんは、福岡女学院大学で日韓関係史の観点から韓国の少女マンガについて講じておられ、その関連の論文も何本かお書きになっています。新書館『ウンポコ』で連載中の「らぶきょん」の翻訳もやっておられます。金澤さんはこのブログには何度も登場しておられる熊本市現代美術館の学芸員、河浜さんは九大の文学部の4年生で、春から同大学院へ進学予定の学生さんです。
発表は、吉冨さんの卒論「少女マンガの主人公の顔の表現に関する研究」、金さんの修士論文「韓国における日本少女マンガの受容―矢沢あい『NANA』の読者を対象に―」、河浜さんの卒論「マンガにおける作者像の変化―吾妻ひでおの作品群を中心に―」、佐島さんの「日韓漫画が描くもの―歴史認識と友情―」の4本。2時から6時までみっちり。9人で聞くのがもったいないくらいの充実した内容でありました。