宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

ありがた迷惑顧みず、顔も分からない元・学生さんを勝手にひいきするの巻

ブログの更新は怠っても、自分の名前で検索かけることは怠らないミヤモトです。悪口言ってるやつぁいねがぁ。
で、そんな日々のお勤めの中で、自分の授業に出てた学生さんの日記やブログなどを見つけることがあります。その一つに、去年非常勤講師としてマンガ史の講義をさせてもらってた東京工芸大学の学生さんの日記がありました。授業自体はアニメーション学科の科目だったんですが、他学科の学生さんも取れるようになっていて、この学生さんも、メディアアート表現学科というところの4年生だったみたいです。
この学生さんがですね、ま、いろいろうれしいこと(1月20日のとこ)を書いてくれてたわけですよ。それで、前後の日記も読んでると、霜風るみという名前でマンガの同人誌をやっているらしい。ホームページや、なかなか楽しいデジタルコミックのサイトもやっている模様。しかもこの春卒業してから、何やらプロとしてのお仕事を獲得しつつあるらしい。おお、これはぜひがんばっていただきたい。と思ってたら、そのデジタルコミック作品でジャンプデジタルマンガ賞の佳作を受賞したとの報告が(こっちは深作絵美という名前になってますね)。
これはもう、ご紹介しちゃっていいでしょう。ていうか、勝手に「あ、この子、俺の学生」みたいな感じで自慢させていただこうと。別に何を教えたわけでもないんですけど。直接話したこともないわけですし。ま、だからこうやって能天気にひいきできるってとこもあります。とにかく、どんどん売れちゃって下さい。がんばれー。
いや、それにしても、別に実作指導の授業をしてるわけでもないのに、自分の授業に出てた人が描く人になっていくのって楽しいですね。実は、明治学院大学でやってた講義に出てた学生さんにも少女マンガ家目指して今奮闘中の人がいます。彼女はまだ持ち込みをしては色々指導されてまたチャレンジする、って段階ですが、僕も去年、授業が終わった後に学食でネームを見せてもらって、少しアドバイスをさせてもらったりしていて、その少しのアドバイスでいっぺんにぐんとよくなっていったりするもんですから、おお、編集者の醍醐味ってのはこれかぁなんて思ってました。彼女にも是非デビューしてバリバリ売れてもらいたいものです。そしたらまたここでご紹介します。こっちはかなり普通に「俺の学生」として自慢できる気が。