宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

弟夫婦が犬を連れてやってきました

【4日に書いています】


 埼玉に住んでる弟夫婦が、去年の秋から飼い始めたトイプードルを連れて、遊びに来ました。
 今のマンションは、猫とか小型犬なら飼ってもいいので、長男と次男、特に次男は、どっちか飼おうよーとしょっちゅう言ってます。三男もペット売り場で子犬を見るのが大好きで、最近は、家に5個ある大きさの違うパンダのぬいぐるみを家族に見立てて、いろいろ世話したりしています。
 そんなわけで、わんわん連れて遊びに来てくれるって、ってことになってから、おかあちゃんと子供たちで張り切って犬用のおやつ買いに行ったりして、超楽しみにして待ってたのでした。
 で、昼前にやってきたのは、9か月の黒いトイプードル。まあ、かわいいかわいい。見慣れぬおうちの中を興奮気味でしゃかしゃか確認して回ります。
 長男と次男は大喜び。室内で遊び、庭で遊び、近所を散歩させてもらい、また室内で遊びと、たっぷり堪能させてもらいました。 
 意外だったのは三男の反応。
 たぶん、ペットショップの小さなケージの中の子犬と、動物園で抱っこさせてもらったことのあるモルモットとかと、自分が自在に操れるぬいぐるみからしか想像してなかったからだと思いますが、おとなしくよしよしいい子いい子もさせてくれず、ひざの上できゅううううんとかもしてくれず、素早く駆け回るわんわんが予想外だった様子。
 しかも、普段なら自分が常に話題と視線の中心なのに、今日はどうもそうでもないらしい。長男と次男がはしゃげばはしゃぐほど、笑顔が消えて、わんわんを見る目が、みるみる「なんやねんお前、なめんなよ」っていうライバルを見る目に変わっていったのでした(笑)。
 弟のオクサンは、子供好きで扱いも上手な人なので、何かと三男をかまってくれようとするんですが、ぷーんって顔そむけたり、抱っこ拒否したり、三輪車を押してくれようとしても「おとうちゃん!」って言って拒否したりで、最後までなつこうとしません。ややこしいもん連れてきやがって、くらいの感じだったかも。
 さすがにプライドもあってか、あからさまにぐずったりはしないんですが、みんながまだきゃっきゃしてるのに、お昼には一人でテーブルに座って「パンたべる!」って言い出したり、キョウリュウジャーの変身ポーズをやったり、三輪車に変な曲乗りみたいな恰好で乗ったりして、自分が一番かわいいかっこいいアピールをちょいちょい入れてきます。
 だんだん慣れてきて、最後は長男と次男におとなしく抱っこされるようになったわんわんを、抱っこさせようとしてくれても、三男はぷーんって顔をそむけ、わんわんもいやこの人そんなに遊んでないし、みたいな感じだし、最後まで打ち解けなかったのでした。
 知らない大人は二人も来るし、わんわんは何か自分にはなつかない上、自分よりかわいがられてるしで、何か納得いかねー、って感じだった三男でしたが、夕方弟たちが帰って行ったあとは、解放感に満ちたはしゃぎっぷりで庭でシャボン玉したりボール蹴ったりしてました。絵に描いたような末っ子ぶり。
 しかも、夜、お風呂あがった後、突然、よつんばいになって、「わんわん、わんわん」って言って、部屋の中をうろうろし始め、みんなにいいこいいこしてもらったり、おかあちゃんに抱っこしてもらったらいきなり顔ぺろってしたりするので、みんな爆笑。何が何でも、この家で一番かわいいのは俺って確認をしたかったようです。そんなことしなくても、今日の様子が全部おもしろかわいかったんですけど。
 

 そんなわけで、親としては予想外の面白さまで付け加わった楽しい休日でした。次来るときは、三男ももうちょっと普通にかわいがれるようになってるかな。