宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

多摩六都科学館へ

 今日は、長男と僕は多摩六都科学館へ、かあちゃん、次男、三男、おばあちゃんは、長男が小さいころ通ってた武蔵野市の育児支援施設「0123はらっぱ」とその近くの公園へ、二手に分かれて休日を楽しみ、夕ご飯は合流してくるくるお寿司へ行きました。あ、知事選の投票は昨日行きました。


 多摩六都科学館は、モンゴルでの恐竜化石発掘で有名な林原自然科学博物館の石垣忍先生の講演「恐竜のおはなし会 〜恐竜発掘の現場はこんなにおもしろい〜」がお目当て。
 対象は小学校低学年から、ってなってるものの、90分もあるので、大丈夫なのかなと思ってたんですが、途中5分休憩もありましたし、全然平気でした。ウチの小3は当然無問題。
 石垣先生の語り口は、話芸として洗練されてる、という感じではないんですが、おそらくこういう場での講演を数え切れないほどされるなかで培われたと思しき、とにかく目の前の子どもたちに、楽しい!面白い!と思ってもらうための工夫がたくさんあって、ほんとに楽しかったです。
 小学校の授業参観に行くと、「恥ずかしいから」という理由で、蚊の鳴くような声でしか発言していないウチの子も、面白トークにはケラケラ笑い、先生がみんなに投げかける質問には誰よりも大きい声で答えて、先生から「おおっ、惜しい!握手しよう!」って握手してもらったり、「ちょっと説明して」って言われたら、スクリーンの前に出て、普通にみんなに聞こえる声で自説を披露してたりして、親としてはちょっとびっくりしました。恥ずかしいとか考えないくらいひきつけられてたみたいです。
 終わった後、先生に質問のある人は残ってどんどんどうぞ、と言って下さったので、質問に行ったんですが、その時はいつもの蚊の鳴くような声になってたんで、おかしかったです。一人で質問行く時の方が声小さかったじゃんって、あとで聞いたら、だって一対一で目見て聞かれたら緊張するよーって言ってました。ま、それは分からなくもないですね。
 今日の講演のチラシにサインもしてもらったし、握手してもらった時には「ビビってきたでしょ?おじさんと握手すると化石が見つけられるようになるよ!」って言ってもらったし、質問行った時も、「君も新しい恐竜の化石見つけてね!」って言われて、いちいちうれしかったようで、よかったです。
 石垣先生は、恐竜の足跡化石がご専門(って言っていいのかな)なんですが、モンゴルでの調査で、最初は全然「見えてなかった」足跡化石が、そこらじゅうにあるのに気づいた経緯のお話や、足跡化石から読み取れることのお話などは、マニアックな恐竜キッズにも、大人にも聞き応えがあって、面白かったですよ。

化石から生命の謎を解く 恐竜から分子まで (朝日選書)

化石から生命の謎を解く 恐竜から分子まで (朝日選書)

 出たばかりのこの本にも、執筆されているとのことでした。表紙のイラストも、先生たちの足跡化石研究の成果によるもので、今日も紹介されてました。