宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

井上雄彦、東本願寺で親鸞の屏風絵を描く

 ってことだったんですね。


http://www.higashihonganji.or.jp/info/news/detail.php?id=253
http://mantan-web.jp/2011/03/26/20110326dog00m200014000c.html


 井上さんのツイートで、数か月がかりの大きな仕事をしているのは分かっていて、多分それは宗教性の強いものだろう、お寺の天井画とかかな、と思ってたんですが、東本願寺とは。
 正直、そこまでの名刹だとは思ってませんでした。もっとこう、若い和尚さんがやってるお寺の新築や改築に当たって、とかって企画かと思ってました。すごいっすね。こりゃまた伊藤比呂美さんが黙ってませんね。
 しかし、この絵の完成が地震の前日の3月10日、それ以前からiPadでのお絵描きの練習のように(といっても、全然商品化できるレベルでしたが)描き続けてきていた「Smile」のシリーズに、震災の直後からはっきりと「祈り」の意味を込めて急ピッチで描き進めていく、って、もう本当に何か、大きな力がこの人に仕事をさせているとしか思えないです。


http://twitpic.com/photos/inouetake


 「Smile」のシリーズはPC用壁紙、、絵はがき、Tシャツと、着々と製品化が進んでいますね。


http://www.flow-er.co.jp/smiles/
http://blog.beams.co.jp/beamst/2011/03/22/
http://coupon.excite.co.jp/current/smile/


 これ、チャリティーじゃなくても普通に欲しいですもんね。チャリティー商品だということを「言い訳」にしないと成立しないようなクオリティじゃないってこと。それがやっぱり何より重要。
 親鸞の絵もポストカードなど作って収益を募金、という企画がされているようです。
 しかし、4月4日から17日って、期間短すぎじゃないですか?俺、行けんのかな。行かないわけにはいかない気もしますが。