宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

節電の夜に子らと32年前の「ドラえもん」を見る

 今日の寒さは東京でもかなりのものでした。ここんとこ、日中研究室で自分一人のためにエアコンをつけるのが申し訳ないので、今日もコート着てマフラーしたまま、足熱器だけつけてがんばってみたんですが、あまりの寒さに明大前のマックに避難しました。いや、もともとなぜか廊下より冷える研究室なんで、今日みたいな日に研究室で仕事しようというのが間違ってたんですが。
 で、夕方に今夜大規模停電があるかもの報もあったので、また少しだけ早めに帰宅したのでした。


 連日、夜、子供たちが楽しみにしてるテレビがお休みになってしまうので、トランプしたり、すごろくしたり、おかあちゃんに教えてもらいながらピアニカ弾いたり、いろいろ普段と違う時間の過ごし方をしていて、それはそれで悪くないなあ、と思ってたんですが、明日明後日は僕がまた北九大の卒業式のために北九州へ行くので、かあちゃんの負担が大きいなと思い、今日はDVDを借りてきました。
 日中幼稚園がない次男には子供向けの鉄道DVDと、夜は長男次男が一緒に楽しめるように、「ドラえもん」の旧テレビシリーズ(1979年からのやつ。ウィキペディア的には第2作の第1期)のDVDを3本借りてみました。


 夕食後、おとうさんとおかあさんが子供のころ見てた、一番最初のころのやつだよ、だいぶ絵が違うよー、と言いながら、第1話の「ゆめの町ノビタランド」から見始めました。
 オープニングからして、2005年からのわさドラとは明らかに違うので、長男は「うわー、ほんとだー、絵がちがーう!」と盛り上がり、本編が始まると今度は「声がちがーう!」と、いちいち盛り上がってました。
 「ゆめの町ノビタランド」は、作ってる人たちがかぶってるから当たり前なんですけど、東京ムービーテイスト全開で、キャラの動きとデフォルメが、「ドラえもん」というより「ど根性ガエル」とか「ガンバの冒険」で、それはそれでとうちゃん的にはうれしいのでした。長男はいちいち「なんか感じがちがーう!」と言いながら、それも含めてケラケラ笑いながら、めっちゃ楽しんでました。次男は、そこまで違いとかは分からないものの、普通にドラえもんおもしろーい、って喜んでました。
 第2話の「変身ビスケット」と第3話の「テストにアンキパン」まで一緒に見ましたが、アンキパンは普通にお話にバカ受けしてました。
 その後、僕は入浴して、三男、次男を順に洗っては出すいつもの作業をしてたんですが、その間も長男は、第6話の「のび太のおよめさん」くらいまで見てたようで、風呂にまで笑い声が聞こえてきてました。風呂に入ってきてからも、あれって何年前にやってたの?とか、なんで声の人は変わったの?とか、今の声の人と絵に変わったのはいつからなの?とかいろいろ聞いてきて盛り上がってました。
 タイムマシンが通る空間は、今のシリーズのより、今日見たやつのほうが「実際にありそう」、「なんか、今日見たやつのほうが、“時空の歪み”って感じがする」と、いっちょまえのことを言ってて、面白かったです。