宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

高尾山に行ってきました。

 外へ出かけるたびに、歩いて移動することを極度に嫌がる上の子が、どういうわけか高尾山に興味を持ち、行ってみたいというので、天気もいいし、かあちゃんももうしばらく登れなくなるだろうからってんで、行ってきました。
 歩くの嫌いっつっても、単なる目的地までの移動のために歩くのが嫌いなだけで、歩くこと自体に楽しい要素があればいくらでも歩けるっていうのが非常によくわかった一日でした。
 最初は、かあちゃんもしんどいだろうし、下の子がかたぐるまーって言い出したらとうちゃんもきつくなるし、上の子も基本ケーブルカーとリフトに乗るのが主目的、みたいな感じだったので、ケーブルカーで上がれるとこまで上がって、弁当食って、サル園見て帰ってくればいいか、ぐらいだったんですが、ケーブルカーで上がっていい景色のとこで弁当食ってたら気分良くなってきたのと、スタンプラリーがやりたくなったみたいで、薬王院へ上る108段の階段の男坂とかにも興味を持ち、ぐんぐん登り始めます。



 あまりにうれしそうにどんどん登るんで、うっかり、何だいつもと全然違うねえって言ったら、すねて急にのろのろし始めて、2、3段登ってはぶすーっとして立ち止まったりしゃがんだりして、機嫌良く登る下の子とかあちゃんにどんどん置いていかれる始末(笑)。こりゃ先が思いやられるなあと思ってたんですが、何でしょう、山の力でしょうか、自然とまただんだん楽しくなってきて、薬王院まで上がり、スタンプ押して、案内図見て「山頂まで15分」ならいっそ上がろう!とか言い出し、かあちゃんも意外と行けそうってんで、じゃあ行くか、みたいな。なんだかんだで意外とあっさり山頂まで登って景色も堪能した後、おやつ食べたりしながら下山してきたのでした。



 思いのほかはまったらしく、下山の途中で別ルートに逸れると滝が見られることに気づいて、行きたい行きたい言い出したんですが、「上級者向けのコースですので、装備のない方はご遠慮ください」とあったので、3歳児と妊婦は無理、小2と父だけで行って帰って来るのも何時になるかわからなかったのであきらめさせたところ、またちょっと不機嫌になったりしながら帰ってきました。
 とはいえ、いつもは公園からおやつのお店に500メートル歩くのにも、「えー、いつ着くの?あと何キロ?」とか言ってる子が、山道に挑戦できなくて機嫌悪くなってるのは、親的には面白かったです。
 下の子も、今日は始終ご機嫌で、かたぐるまも時々しか求められなかったので、とうちゃんの負担も井の頭公園行った日より少なかったです(笑)。

 
 夕ご飯は吉祥寺でくるくるお寿司。なんだかテレビで紹介された人気店らしく、えらい待ちましたが、確かにおいしかったです。


 家に帰った後も、上の子はずーっと駅に置いてあった山の案内図見て、高尾山からさらにいくつかの山を経て陣馬山まで行くルートが、何時間かかるかとか標高何メートル登るかとか見て盛り上がってました。秋まで興味が持続してたら、また行くことになるかもしれません。