宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

上の子、自転車に乗れるようになる。下の子、花の写真を撮るようになる。

 上の子はこの連休、おとといから補助輪なしで自転車に乗る練習をしていました。僕も、今日は練習につきあって、乗れるようになるといいなと思ってたんですが、昨日、あっさり乗れるようになってしまってました(笑)。



 ただ本人的にはまだまだ慣れてないので、ということで、今日も午前中はマンションの敷地内でいっぱい乗って、午後は、一般道デビューで、舞鶴公園まで二人で一緒に自転車で行きました。
 やはりさすがに、普通の道の歩道はでこぼこしたところも多いし、何より信号やら歩行者やら向かってきたり追い越してきたりする大人の自転車やらを気にしながら運転するのは大変だったらしく、行き道はしょっちゅう止まってしまって、途中半ベソになったりしてたんですが、公園に着いたら、広々とした芝生のまわりにランニングなどできる土の道があるので、また機嫌よく乗り回して、帰りは結構順調にこいで戻れました。
 舞鶴公園には、少し遅れてかあちゃんと下の子も、ケンタッキーでお昼を買って、あと和菓子屋さんで柏餅やお団子も買って、やってきて、子供の日なのに、特別混んでるわけでもない、気持ちのいい芝生の公園でケンタッキー食べたり、お団子食べたり、上の子のかっこいい運転ぶりを見てうれしくて走り回る下の子の写真を撮りまくったり、途中からかあちゃんはのんびりシロツメクサの花輪を作ったり、それに二人が協力したり、下の子が上の子のまねっこで、延々シロツメクサの写真撮り始めたり、夕食は自転車乗れるようになった記念でくるくる寿司に行ったり、まあ、何とも楽しい穏やかな休日でした。



 いっぱい撮ってたんですが、思い切り自分の影が写っててかわいかったのでこちらを。
 しかし、自転車の練習って、僕らのころは、大人に後ろを支えてもらっておいて、こいで、スピードが出たら手を離してもらう、というパターンで何度も転んで泣きそうになりながら覚える、というのがパターンだった気がするんですが、今は、もっと楽チンで早く覚えられるメソッドが普及しつつあるんですね。
 自転車の乗り方で検索するといろいろ似たのが出てきますが、総合するとこんな感じです。


(1)補助輪を外した状態で、自転車のどちらに立っても自在に押して歩ける練習をする。右に曲がったり左に曲がったりバックして方向転換したり。案外これがハンドルさばきや、支えないと倒れる車体の扱いを覚える上で重要。
(2)足が地面にしっかり着く高さにサドルを設定し、ペダルを外してしまい、ペダルが邪魔にならない状態で、両足で交互にけって前進する練習をする。バランスが崩れてもめったに転ばないし、蹴るだけで結構すいすい進むので、楽しみながら、次第に両足ともに地面から離れている時間が長くなっていく。ペダルを外すのには工具が要ることが多いので、自転車屋さんに頼むとやってくれる。
(3)ゆるい下り坂を蹴ってスタートして両足を浮かせてみる。(2)までできているとこれも案外簡単にできるように。これで両足が離れても倒れずに前進するバランス感覚がつかめる。
(4)(2)(3)をやりながらでよいので、ブレーキをかける練習もしておく。
(5)ペダルをつけてこいでみる。けりけり発進でも下り坂発進でも、両足が離れた状態ですいーっと行けたところでペダルに足を乗せると案外あっさりこげるようになることが多い。


 特別運動が得意なわけではないウチの子も、2日間トータル3時間くらいで(5)まで来てしまった模様。(3)まで来るととにかく楽しくなってしまって、どんどん自分から練習したがって、今日は全速力で走って急ブレーキをかけて土の道にタイヤの跡がつくのを楽しむまでになってました。もちろん人それぞれ進度に違いはあるでしょうが、あわてず楽しみながらやれば、これが一番誰にとっても効果的みたいですよ。
 でもなんか、とうちゃんが一生懸命荷台を支えて、何度も転んでベソかくのを励まして、日が暮れるころにやっとこげるようになって父子で感動、みたいなパターンを想像してたので、連休前にかあちゃんがこのメソッドをあっさり検索して見つけ、またあっさりそれで覚えてしまったのは、若干拍子抜けだったりもしたんですが、ま、楽しく簡単に覚えられるに越したことはないですよね。世の中進歩してんなあと思った次第です。