宮本大人のミヤモメモ(続)

漫画史研究者の日常雑記。はてなダイアリーのサービス停止に伴いこちらに移転。はてなダイアリーでのエントリもそのまま残っています。

今日の寝る前の本

 は、こちら。

 これは白百合でのいただきものの一冊。
 「あらしのよるに」の木村裕一の案を柳原良平が絵にした仕掛け絵本です。木村裕一がいささか苦手なわが夫婦なのですが、柳原良平の絵はコドモも親も大好きだし、仕掛け絵本てことで「メッセージ性」の強い物語にはなってないものですから、木村裕一の本としてではなく柳原良平の本として頂戴した次第。すいません、おとうさんもおかあさんも若干人格にゆがみがあるもんですから、変にこだわってしまいまして。
 リゾート地に向かう客船の中で、マジシャンのおじさんと初めておじさんの助手を務めるねずみくんがいろいろなマジックを繰り広げる、というお話になっていて、見開き2ページごとに、どんなことが起こるかな…という仕掛けがあるわけです。
 柳原良平一人の作品なら絶対ないような、ねずみくんの細かいくすぐり的なセリフが若干気にならなくはないんですが、とにかく楽しい作品になってて、コドモも大喜びです。風邪が段々つらくなってきたおとうさんでも楽に読んでやれました。